ビルノッ:빌넣

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解説 ハングル:빌넣

ハングル発音:ビルノッ

意味:大学の受講申請に失敗した後、担当教授に「受講できるようにしてほしい」と懇願すること

解説:

「拝んで入れる」(빌어서 넣는다、ビロソノッヌンダ)の略語。大学の受講申請に失敗した後、担当教授に「受講できるようにしてほしい」と懇願するという意味で「6ビルノッ」というと6科目(18単位)の受講機会を逃し学校に通うことを諦めなければならない状況に直面したことになる。

毎年開講を控えて大学街で受講申請合戦が繰り広げられる。
学生たちとしては受講申請に神経を尖らせている。

講義ごとに定員があるので早めに受講申請をするといいが講義内容が良いのか、教授が成績を高くくれるのか、確認することが多い。そうして決心をしたらもう遅れてしまった。締め切ってしまうと受け入れてくれないからだ。

こんな時は教授に頼み込むしかない。

「教授、この講義を受けられなかったら卒業できません!」
専攻必須科目を逃したら本当に卒業できない状況に直面することもある。

ビルノッをしようとする学生が多いので、あらゆるアイディアも動員される。数行だけ書いてメールを送ったら誠意のないやつだと思われ、すぐに断られるだろう。愛嬌を振りまく戦略も駆使している。

衣装まで身に着けているから教授の考えでは「本当に礼儀正しいんだな、きっとついてくるだろうな」と思って席を作ってくれるだろう。

大学生のビルノッは2019年に非常勤講師も3年間の任用を保障する法が改正され暴騰し始めた。大学が人件費を節約するために講義数を減らしたことで、学生の選択肢も狭まり哀願するために教授室に向かう学生の数が増えたのだ。

私学の名門である高麗(コリョ)大学では、2019年1学期に学部に開設された科目が前年に比べて200以上減り、延世(ヨンセ)大学も選択教養科目の60%が縮小された。再受講をしなければならないが講義がなくなった場合は「ビルノッ」すらできない極限状況に置かれている。
  • Lim, Chul
  • 入力 2021-02-25 00:00:00

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