解説 | ハングル:썸타다 ハングル発音:ソムタダ 意味:気になる異性と交際に至る前の段階で、お互いについて興味を持って知り合う時期 解説:演劇の練習の休み時間、女性団員一人がおやつを買いにコンビニに行く。彼女は男性団員に「一緒に行こう」と声をかける。 男性団員は迷わず立ち上がる。二人が出てから30分。コンビニは練習場の近くにあり、二人の男女はまだ帰って来ない。劇団の32歳のオールドミスはイライラする。彼女は心の中でコンビニに一緒に行った男性団員のことを密かに気にしていた。でも、コンビニに向かった二人の男女が恋人のようで、自分の気持ちを打ち明けることができずにいた。 二人の男女が、ついにおやつが詰まったビニール袋を持って練習場に現れる。 「なんでこんなに遅くなったの?」 「うん、ちょっと」 「まさか、つきあっているの?」 外で何をしていたのかと遠慮なく聞きたいものの、我慢して遠まわしに尋ねる。 「付き合ってなんかないよ」 二人で手をつないで歩き、女性が足が痛いからおんぶしてと言うと背負ってあげて、男性が女性に腕枕をしてあげる場面がたくさん目撃されたのに、二人は親しい団員同士であるだけだ。これだからモヤモヤする。そんな行動をしなければいいのに。彼らは決して「サムシング(Something)」がないと言います。おんぶをしてあげて、腕枕をしてあげているのに何も(サムシング)ないだなんて。 このエピソードで「ソムタダ(썸타다、サムに乗る)」が意味するところを知ることができます。 「サムに乗る」は男女が恋人になる前段階を指す言葉です。何か思い出になる、恋人関係に発展するものを作っていく過程であるわけです。 「サムタダ」という言葉は最近発生した言葉ですが、サムシング(Something)はかなり前から、つまり1960年代から女子学生の間で使われ始めました。洋楽の歌詞にSomethingという言葉がよく出てくるので、ポップソングをよく歌っていた女子学生が「ねえ、あの男とサムシングがあるでしょ?」というふうに自然に使用してました。 注意すべきは浮気症のある男女が会う相手ごとにサムに乗る間柄にしてしまい、本当に好きになった人の心を焦がすという事実でしょう。このような男女については「漁場管理」(単語帳の漁場管理の項を参照)しているというので、サムに乗っている人は自分が漁場管理の対象であるかを確認してみる必要があります。 |