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帰ってきたミニマリズム、個性的なコラージュ

街にはつま先までフラワー 

    • <(上から)DRIES VAN NOTEN、3.1Phillip、Emilio Pucci >

    春のファッションは、色とりどりの華やかという考えが、今シーズンには合わない。「ブラック&ホワイト」が流行色に浮上したためだ。スタイルはシンプルで節制されたおしゃれを見せる「ミニマリズム(Minimalism)」が流行キーワードで登場した。

    ミニマリズムファッションとは、文字通り服を最大限に簡素化させることを意味し、誇張されたおしゃれを追求るす「マキシモリズム(Maximalism)」とは反対のスタイルだ。ミニマリズムファッションは黒と白などの無彩色系列を主に使用するのが特徴だ。今シーズンに登場する無彩色は、色自体は地味だが光沢を与え、なめらかで高級な感じだ。全体的な春のトレンドは「ブラック&ホワイト」が主導するが、フラワー模様と個性が強いコラージュなどのディテールを使用して春の華やかさをプラスしてくれる傾向だ。

    春の無彩色の饗宴が繰り広げられる。特に春夏シーズンには中々見られなかったブラックカラーの割合が高くなったのが目立つ。今春を狙った世界の主要デザイナーコレクションでは、ほとんどのデザイナーがブラックやホワイトまたは、ブラックとホワイトが鮮やかなコントラストを成した服を披露した。さりげない光沢が感じられる素材とスタイルの屈曲を表す「ボディーフィット」シルエットが女性らしいさを強調している。

    エミリオプッチ(Emilio Pucci)は流れるような素材に東洋的な雰囲気を加味したオルファイトゥ・ルックを提案し、マルニ(MARNI)は無駄のないシンプルな純白ワンピースに女性らしい極致を披露した。

    前衛的で、独創的なデザインで良く知られているメゾン・マルタン・マルジェラ(Maison Martin Margiela)は、実験精神が感じられるホワイト・ルックで注目を集めた。さりげない光沢の素材に未来志向的であるデザインのトップスとシンプルなワイドパンツは新しくて綺麗なアバンギャルド(前衛主義)ファッションの精髓を見せたという評価を受けた。

    ステラマッカートニー(Stella McCartney)は、オーバーサイズ形態のブラックジャケットと歩く度に膝が見え隠れする前開きスカートをマッチさせてセクシーさを強調した。バレンシアガ(BALENCIAGA)はミニサイズの白いトップと黒いフラウンススカート(幅が広いフリル)をマッチさせてブラックとホワイトの鮮やかなコントラストを見せている。

    春になると花が満開するのは自然の法則だ。春夏シーズンごとに登場するフラワープリントの影響がこれまで以上に強くなった。ワンピースでスーツ、バック、靴まで占領したほどだ。ポール&ジョー(Paul&joe)は、パッと満開の花が描かれたシャツとパンツを披露した。肩からつま先まで乗って降りてくるフラワーが中毒性のある華やかさを与える。特にフラワープリントのさわやかなカラーが春の爽やかさをそのまま伝えてくれる。

    3.1フィリップリム(Phillip)は、鮮やかな色が目立つフラワーパターンのジャンプスーツを披露した。自然の中に同化されたような自然色にジップアップスタイルのスポーティな感覚を加えられたのが特徴だ。マルタンマルジェラ(Maison Martin Margiela)は単純なシルエットに魅力的で女性らしさがにじみでるフラワーパターンを活用した。クラッシックでシンプルなデザインだが、自然的な色が印象的で成熟した女性を表現する衣装だ。

    今シーズンは別名、コラージュのテクニックを活用した面白くて個性の強いルックがこれまで以上に面白さを与えている。似合わないような色、または他の素材の組合せとパターンがひとつのルックに誕生する。3.1フィリップリムはブラック、ホワイト、ブルーなどカラーを活用したパッチワークを披露した。パンツ、ワンピース、シャツなどパッチワーク感を生かして、軽さを加えてくれている。独特ながらも構造的な感じを加えて全体的にバランスが取れているルックを見せている。

    • < Emilio Pucci >

    エミリオ・プッチ(Emilio Pucci)は、白を基本にアンバランスなグラフィック的要素が結合されたひとつのルックを披露した。刺繍のイラストとフラワープリント、レッドとブラックカラーブロックなど複合的な要素がひとつの調和を作りだし、女性らしく感覚的なひとつのパターンをみせている。

    Moschino(モスキーノ)は、多彩な色が目立つワンピースを披露した。春を象徴する蝶、花などグラフィック的な要素のバランスのとれた羅列または、アンバランスな羅列と一緒に強い色を使用して、幻想的なルックを作り出した。ここに、パッチワークも忘れず、ウィットを加えてくれる。

    バレンシアガ(BALENCIAGA)は、つる植物を連想させるレザードレスを披露した。ひとつひとつ切り取って付けた様な葉模様やカッティングは手作業で作って繊細さをそのまま見せてくれて、モダンでアバンギャルトな感性を感じることが出来る。
  • 毎日経済Mマガジン_(文)キム・ジミ | (C) mk.co.kr | 入力 2013-02-27 12:00:00