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インナービューティー、コラーゲン飲料の真実

老化を防止するのに直接的な影響をおよぼすのは難しい 

    化粧品業界でインナービューティー分野がブルーオーシャンとして浮上しながら、多くのビューティーブランドがコラーゲン飲料・コラーゲンゼリーなど多くのインナービューティー製品を発売している。溢れる化粧品の種類と飽和した化粧品市場で、インナービューティー分野は新しく消費者を刺激できる良いソースであるということだ。

    アモーレパシフィック・LG生活健康からちらほら打ち出していたインナービューティー製品は、エチュードハウス、ザ・フェイスショップなど低価ロードショップにまで拡張し、さらに大衆へ近づいた。しかし、一角ではインナービューティー製品の効果に対し意見が分かれるなか、このような大衆的拡散は消費者に必ず必要な栄養食品のような誤解を引き起こし、不必要な消費をあおり立てるものだという憂慮をみせている。

    専門家は、インナービューティー製品のうち最も多数を占めているコラーゲン成分が、事実上摂取した時に体の中でアミノ酸に文化され、豆腐・豆・肉類など他のタンパク質を摂取したのと大きく変わらないという。

    食べ物より吸収率が高いといっても、ブランドで広報して消費者が望むように肌をもちもちとさせて老化を防止するのに直接的な影響をおよぼすのは難しいと主張する。米国M整形外科の医師P氏は、このような製品に対して「インナービューティー製品のコラーゲンはまたひとつのタンパク質チェーンであるだけで、食べ物から摂取するタンパク質と変わりない。あなたのお金を浪費しないように」と語ったりもした。

    それならば、体の中にタンパク質を満たすためコラーゲン製品を摂取する必要があるだろうか?生命医薬工学研究所のパク・ミンギチーム長は、「極少数を除いて現代人は十分に必要な量のタンパク質・コラーゲンを摂取している」と語った。

    彼は肌の弾力などコラーゲンが不足していると感じるなら、コラーゲン合成を助けるミトコンドリアが不足している確率がさらに高いとし、消費者が望む効果のためにはミトコンドリアが好むビタミンC・L-カルニチン・コエンザイムQ10を摂取することを勧める。これらの成分はコラーゲンのように献立から十分に摂取しにくいため、むしろこれらは健康機能食品で摂取しなければならないと語る。

    一方、今年の研究結果では高分子コラーゲン製品でない低分子コラーゲンは肌に影響をおよぼすと明らかにしたりもした。しかし、これに対しても製品にコラーゲンとともに含まれた補助成分とのシナジー効果があらわれたもので、コラーゲン自体を摂取した効果と見るよりは、周辺成分の摂取を強調しなければならないなど意見が分かれた。

    ある程度効果があるといっても、多くの専門家がコラーゲン製品をたくさん摂取するからといって、コラーゲンの役割ほど肌の弾力を高める効果はそのままみられないと語る。このため、ほとんどのビューティーブランドでも「コラーゲン製品」でない「コラーゲン」成分自体の効能を借り、製品を広報したりもする。消費者はこのようなコラーゲン製品の効果がコラーゲンの効能と完璧に一致しないということを知り、自身の献立・生活習慣にあわせて賢明な選択をしなければならない。
  • MKファッション_チョ・ヘウォン記者/写真_photopark.com | 入力 2013-12-19 09:40:30