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現代自のロボット犬「スポット」…海外ショールームでデビュー

  • 現代自動車グループが最近になって買収を完了した米ロボット企業Boston Dynamics(ボストンダイナミクス)の主力製品であるロボット犬「Spot(スポット)」が来月から海外巡回に乗り出す。現代自動車グループは外国の現地店舗とモーターショーなどでロボット犬を展示すれば、車両販売を拡大するところに一定の効果を得るだろうと期待している。

    19日の業界によると、12日からソウル市良才洞の現代自動車本社にロボットのスポットが2台展示されている。 4足歩行ロボットのスポットは最近、アイドルグループ防弾少年団(BTS)の振り付けを真似する映像が全世界に公開されて話題を集めることもした。

    現在、良才洞本社の従業員はスポットを直接操縦しており、機敏て洗練されたロボットの動きを確認することができる。ロボット犬特有の踊りも見ることができる。本社1階のステージ横ではスポットの誕生ストーリーと製作過程をおさめた映像展示が行われている。現代自動車グループの関係者は、「今回の展示はロボット新事業を通じて人類のための技術を本格的に開発し、顧客に新しい経験を提供するという当社の強い意志の表現だと言える」と語った。

    いま現在は良才洞本社で展示されているスポットは、来る23日までの2週間の展示を終え、インドネシアとカザフスタンやベトナムなどをめぐる海外巡回に乗り出す。まず来月末からインドネシアの現代自動車未来都心店(シティストア)1~2号店で年末まで展示され、来年には現地の3~5号店でも7ヶ月間展示される。特にその間は9月9~19日の「ジャカルタモーターショー」にもスポットが登場する。カザフスタンの現代自動車の1~2号販売店とベトナムの1~3号販売店も8月と来年2月から、それぞれ5ヶ月と6ヶ月間のスポット展示が計画されている。

    現代自動車グループ側は「スポットの展示に対する現地販売店の高い需要に応じ、新規車両の店舗開設やモーターショーなどの大型イベントが計画された国を巡回優先国に選抜した」とした。展示の結果によってはこれ以降も世界12カ国17ヶ所に及ぶ未来型都心店舗で追加展示する計画も検討するという立場だ。これらの未来型都心店舗は現在、インドネシアとカザフスタンおよびベトナムのほかにイギリス、パキスタン、スリランカ、カンボジア、ノルウェー、メキシコ、マレーシアなどで展開している。

    現代自動車グループは昨年12月に本契約を締結した後、先月21日にボストンダイナミクスの買収手続きをすべて終え、これまでの所有者であるソフトバンクグループからボストンダイナミクスの支配持分の買収を最終完了した。この取引きでボストンダイナミクスの価値は11億ドル(約1兆2400億ウォン)と評価された。今回の最終買収でボストンダイナミクスの株式は現代自動車グループが80%でソフトバンクグループが20%をそれぞれ保有することになった。

    現代自動車グループの関係者は、「今回のスポットの海外展示後は、現地販売店の訪問者は40%程度さらに増えるものと予想している」と説明した。
  • 毎日経済 | ソ・ジヌ記者 | 入力 2021-07-20 09:08:41