記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
数字経済 > 企業

カカオ、野心満々で出撃…「カカオウェブトゥーン」をリリース

  • 「過去に待てば0¥(無料)モデルがウェブトゥーン産業の版図を変えたように、カカオウェブトゥーンも再び産業の変曲点になります」。

    カカオエンターテイメントのイ・ジンス共同代表は来月1日、新しいウェブトゥーンプラットフォーム「カカオウェブトゥーン」の国内リリースを控え、27日の報道公開イベントでこのような抱負を明らかにした。

    イ・ジンス代表は「カカオウェブトゥーンはカカオエンターテイメントが保有するすべてのオリジナルの知的財産(IP)だけでなく、日本のピッコマと北米のTapas(タパス)など、日本と米国現地で開発されているすべてのオリジナルIPのウェブトゥーンも盛り込んだ、真のグローバルKウェブトゥーンプラットフォーム」だとし、「これによって全世界の国と全言語圏の市場に進出する計画」だと強調した。

    カカオエンターテイメントはこの数年間、有料コンテンツプラットフォーム「カカオページ」で一定期間ごとに無料で一作を提供する「待てば0¥(無料)」モデルで、利用者の流入と有料課金を促進してきた。このモデルは国内の他のプラットフォームにも広がって、国内のコンテンツ生態系を育てた原動力になった。今回は新たな視聴体験を提供するグローバルウェブトゥーンプラットフォーム「カカオウェブトゥーン」を通じて、いま再び産業の飛躍のきっかけにするというものだ。

    カカオエンターテイメントはカカオウェブトゥーンを、海外コンテンツ事業の中核プラットフォームに育てていくという戦略だ。同社は今後、カカオページとダウムウェブトゥーン、カカオジャパンが運営している日本のプラットフォーム「ピッコマ」、北米初のウェブトゥーンプラットフォーム「タパス」など、同社が保有しているウェブトゥーンIPを網羅してカカオウェブトゥーンで提供する。現在、カカオページと日本のピッコマは計560種のウェブトゥーン源泉IPを保有しており、ダウムウェブトゥーンもこの20年間に作家たちと1300種の源泉IPを作ってきた。

    特にカカオエンターテイメントは、新しい視聴体験を提供し、ウェブトゥーン業界の標準を引き上げるという覚悟だ。単にコンテンツを一覧表示する既存のウェブトゥーンプラットフォームとは異なり、アプリの使用開始から終了まで、さらに鮮やかなユーザー体験(UX)を提供する。イ・ジンス代表は「プレミアムKウェブトゥーンの絶対的な先導事業者として源泉IPの開発と蓄積に努めてきたし、全世界・全言語圏のウェブトゥーン市場で真のグローバル勝者になることができるサービスをこの2年間に準備してきた」とし、「研究の末に新たなIP経験(IPX)が答えだという結論を下した、IPXはウェブトゥーンをさらに価値あるものに見せて体験できるようにする新たな戦略」だと説明した。

    この日に公開されたカカオウェブトゥーンプレミアを見ると、サムネイルは各ウェブトゥーンのキャラクターの立体的な動きを通じてコンテンツの内容を立体的で直感的に伝える。人工知能(AI)で優先ジャンルだけでなく、絵柄や原作かどうかなど、個人的な好みに合わせて細かく推薦する。

    イ代表は「カカオウェブトゥーンは小さな長方形のサムネイル画像で作品を一覧表示していた、この20年間の慣性的方式を果敢に脱皮した」とし、「ウェブトゥーンを生きているように利用者に伝え、ゲームや音楽、映画とドラマで変奏されるオリジナルコンテンツの位相と価値を直感的に伝えるために設計の枠組みを破格的に変更し、全く新しいオリジナルデザインを実現した」と強調した。

    利用者の反応も良い。一番最初にカカオウェブトゥーンを披露したタイでは、去る6月にリリースから4日で累積一日取引き額3億ウォンを突破した。イ代表は「大韓民国の創作者たちとオリジナルIPの産業生態系がより大きなビジョンを持つことができるように、グローバルIP市場への挑戦は止めない」と語った。
  • 毎日経済 | オ・デソク記者 | 入力 2021-07-27 19:14:25