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テレビ「コロナ特需」終わる?…LCDパネル価格が急落


    この1年以上を高空行進していたテレビ用液晶表示装置(LCD)パネルの価格が今月に入って下落に反転した後、さらに下げ幅を大きくしている。比較的堅調な価格を維持していた75インチパネルの価格さえも下落に転じ、32インチパネルの価格は二桁の下落率を記録するなど、下落傾向がはっきり感じられている。

    23日の市場調査会社のWitsView(ウィッツビュー)によると、今月の下半月(16~31日)の65インチLCDテレビパネルの価格は284ドルで、今月の上半月(1~15日)に比べて4.4%下落した。同じ期間に55インチLCDテレビパネルの価格も220ドルで5.6%下落した。 65インチと55インチのLCDテレビパネルの価格は、先月の下半月に比べて今月の上半月にそれぞれ0.3%と0.7%低下して下落反転した後、下げ幅を大きくした。下落転換せずに粘っていた75インチパネルの価格も、今月の下半月に入って2.7%下落した。

    中小型パネルの価格下落幅はさらに大きい。 43インチパネルの価格は、今月の上半月に比べて9%下落し、32インチパネルの価格は11.9%急落した。業界によると、このような下げ幅は2018年5月以来で最も大きい。

    LCDテレビパネルの価格は、昨年5月から本格的に上昇し始めた。コロナ19の拡散による報復消費の影響でテレビ需要が急増したうえに、LCDパネルの供給主導権を握った中国のディスプレイメーカーが「チキンゲーム」をやめたことで供給の増加が制限されたためだ。

    「半導体大乱」でLCDテレビパネルの核心部品であるディスプレイ駆動チップ(DDI)の需給難が深まったことも価格上昇に影響を及ぼした。 32インチLCDテレビパネルの価格は、昨年1月の32ドルから6月には89ドルに178%急騰した。


  • 毎日経済 | ノ・ヒョン記者 | 入力 2021-08-23 16:49:27