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SKC、銅箔6工場を早期完工…2025年に世界1位へ跳躍

  • SKCは電気自動車洋バッテリーの素材である銅箔を製造する銅箔6工場の稼働時期を、当初の来年第1四半期から今年末に前倒しにする。電気自動車市場の拡大で急激に増えている銅箔の需要に対応するためだ。電池用銅箔は二次電池の陰極素材をしっかりと支える役割をする。銅箔の厚さを薄くすればそれだけ空間により多くの電池を置くことができることから、バッテリーの核心素材として分類される。

    銅箔は価格的に言えば電池素材原価の5%前後に相当するが、重量は全体の15%を占める。それだけに薄く軽いながらも、しっかりと作る技術力が重要だ。銅箔6工場が稼動すると、SKCのバッテリー銅箔生産量は5万2000トンに拡大する。 SKCは銅箔の生産能力を2025年までに年間20万トン以上に拡大し、世界1位の企業に生まれ変わるという戦略だ。

    13日の業界によると、SKCは現在建設中のSKネクシリス(SK Nexilis)の銅箔井邑6工場を、当初の計画から3~6ヶ月ほど前倒しして完工する案を推進している。早ければ年内に、遅くとも来年初めには工場の稼動を開始する方針だ。業界の関係者は「SKCは銅箔5工場も当初の計画から3ヶ月前倒しして、6月からフル稼働している」とし、「供給が追いつかないほど需要が多く、6工場の稼動も操り上げた」と説明した。

    業界では今年の第3四半期におけるSKCの銅箔生産量は、銅箔5工場の稼働で1万トンを超えると見ている。 現在、SKCは銅箔5工場まで商業運転に入った状態で、年間生産量は4万3000トンだ。 銅箔6工場が年内の稼働に入ると、計5万2000トンの生産能力を備えることになる。またSKCは今年のヨーロッパ進出を確定し、米国進出も検討し始めた。

    SKCとSKネクシリスは昨年から積極的な投資で、電気自動車用の銅箔の生産量を急速に拡大している。昨年の3月に井邑5工場に続いて3ヶ月後の6月には井邑6工場への追加投資を発表した。続いて今年2月には7000億ウォンを投資して、マレーシアに初の海外生産拠点を設けることにした。

    現在、世界の銅箔の市場シェアでは中国の長春集団(CCPG)が約13%で1位を走っており、SKネクシリスが12%で追撃している。
  • 毎日経済 | ウォン・ホソプ記者 | 入力 2021-09-13 17:15:19