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SKC「半導体・バッテリー素材企業に変身」…


    SKCは2025年までに2次電池と半導体など、親環境自動車(エコカー)の核心である素材産業を中心に事業構造を転換する。

    特にSKCは二次電池の核心素材である銅箔と半導体研磨材であるCMPパッドなどの既存事業群に加え、シリコン陰極材と陽極材、半導体の基盤回路である高性能ガラス基板などの新事業にも足を踏み入れる。

    イ・ワンジェSKC社長(写真)は去る24日、ソウル市鍾路区のSKC本社で開かれた「SKCインベスター・デイ(Investor Day)」で、「2025年に企業価値30兆ウォン規模の、世界最高のモビリティ素材会社に飛翔する」とし、このような計画を明らかにした。

    SKCは2025年までに全事業部門で9兆ウォン以上の売り上げを目指す。このうち77.8%に達する7兆ウォンを、モビリティ素材分野で創出する計画だ。

    SKCの核心成長動力は2次電池素材だ。 SKCはすでに新成長動力として定着させた銅箔事業を積極的に拡大する計画だ。

    SKCは現在3万4000トンの銅箔の生産能力を2025年までに、マレーシア5万トンと欧州10万トンや米国5万トンなど、積極的な海外増設を通じて25万トンに増やすことにした。イ・ワンジェ社長は「現在は16%であるSKCの世界銅箔市場シェアを、2025年には35%以上に高めて最高の銅箔企業になる」と語った。

    SKCは銅箔に加えてシリコン陰極材やハイニッケル陽極材など、二次電池の素材事業にも新たに進出する。 二次電池は陽極と陰極およびセパレータに電解質などの4大要素で構成される。 SKCは電解質を除いた3つの要素をすべて生産する計画だ。

    イ・ワンジェ社長は「世界最高水準のシリコン技術を持つ会社と協力して陰極材技術を確保し、陽極材も世界的企業と協力して事業化を推進する」と語った。 SKCはこれによって2025年には銅箔などの二次電池事業の売上げを、現在の10倍の4兆ウォン規模に拡大する計画だ。

    モビリティ素材の両軸である半導体材料事業は、高性能製品でポートフォリオを拡張する。SKCは既存のCMPパッドと光を活用した半導体プロセスで光を選別する役割を果たすブランクマスク事業などに加え、世界で初めて開発した「高性能コンピューティン用ガラス基板」を新たな成長動力として育成する計画だ。

    SKCが開発した新たな基板を使用すると、プラスチック基板を使用するよりも半導体製品の厚さと電力使用量を半分以上も減らすことができる。また半導体の性能が大幅に向上し、データのスループットを大幅に増やすことができる。 SKCは世界的な半導体メーカーで試作品の認証を終え、半導体装置の企業や主要顧客社と共同で事業化を推進していると説明した。 SKCはこれにって半導体材料事業全体の売上げを、2025年までに2兆ウォン以上に拡大する計画だ。
  • 毎日経済 | チェ・グンド記者 | 入力 2021-09-24 19:29:57