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カカオ「欧州と北米攻略を強化」…仏市場でピッコマを展開

  • ■ 「ピッコマ」で欧州を攻略

    カカオは歴代最大の売上げをリードしているゲームとウェブトゥーン(Webtoon)などの「Kコンテンツ」を筆頭に、北米と欧州市場の攻略に乗り出す。

    カカオのヨ・ミンス共同代表は去る3日、第3四半期のカンファレンスコールで「カカオジャパンはピッコマの成功方程式をグローバル舞台に拡張させる」とし、「フランスを筆頭に欧州市場に新しいプラットフォームをオープンし、カカオエンターテインメントのオリジナルIP(知的財産権)と共に、カカオのストーリービジネスはもう一つの成長の足場を整えるつもり」だと明らかにした。

    この日、カカオジャパンは社名をカカオピッコマ(Kakao piccoma)に変更し、去る9月にフランスに設立した「ピッコマヨーロッパ(Piccoma Europe)」を中心にウェブトゥーン・ウェブ小説市場攻略に乗り出す計画だ。

    カカオピッコマのキム・ジェヨン代表は「最近、ヨーロッパは出版漫画市場がデジタルマンガに転換される傾向にあり、フランスはヨーロッパコンテンツ市場の中心地として世界のプラットフォーム企業の注目を集めている状況」だとし、「フランス市場でピッコマを定着させて総合デジタル漫画プラットフォームに進化させると同時に、カカオの世界進出の基盤を築いていくつもり」だとした。カカオは北米市場で買収したTapas(タパス)とRadish(ラディッシュ)とともに、カカオエンターテイメントのIPを活用してストーリービジネス市場の攻略を強化する方針だ。

    メタバースと代替不可トークン(NFT)事業も具体化されている。カカオのペ・ジェヒョン最高投資責任者は、「カカオ共同体で力量を集中させて、今後のメタバース時代を迎えるために準備中」だとし、「グラウンドXの技術力と社のコンテンツ資産を活用し、NFT関連の戦略も樹立している」と明らかにした。

    ■ 金融分野の投資も拡大

    カカオは最近上場に成功したカカオペイを中心に、証券分野でのモバイルトレーディングシステム(MTS)やデジタル損害保険への進出など、金融分野への投資も増やす予定だ。

    路地商圏侵害の論難に対しては、長期的な共生協力関係を強調した。ヨ共同代表は「カカオの共同体別に生態系内のパートナーと共生のための多様な方式について議論中」だとし、「相生費用の負担により短期的な財務影響は避けられないが、これを契機にパートナーとの安定した協力関係を構築できることから、長期的な成長の足場を強固することになるだろう」と明らかにした。

    今年の第3四半期に1兆7408億ウォンの歴代最大の売上げを上げたカカオは、コンテンツ(ゲーム、ミュージック、ストーリー、メディア)部門で前四半期比で63%、前年同期比では84%増加した売上げ9621億ウォンを上げた。トークビーズやポータルなどのプラットフォーム部門で7787億ウォン(前四半期比2%、前年同期比35%増)の実績を出した。カカオは今後ESG(環境・責任・透明経営)経営を強化する計画だ。
  • 毎日経済 | チン・ヨンテ記者 | 入力 2021-11-04 22:34:45