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中国「銀聯」とNFC決済サービス提携し、サムスン電子が中国モバイル決済市場進出

    • < サムスン電子とユニオンペイの提携内容 >

    サムスン電子は中国最大のカード会社「銀聯」を通じてモバイル決済サービスを提供する。2日、サムスン電子は中国・銀聯と提携し、近距離無線通信(NFC)技術を活用したモバイル決済サービスを提供すると明らかにした。

    NFCチップが搭載されたサムスンのGALAXY Note 4とGALAXY Note 3やGALAXY S4スマートフォンで中国聯通に加入した利用者は、銀聯専用アプリケーションをダウンロードしてカード情報を保存した後、中国国内の店舗端末に携帯電話をかざすと決済が行われる。

    銀聯は中国のオフライン決済市場では、支払い金額ベースで80%を超えるシェアを確保している最大のカード会社だ。中国で銀聯を通じてNFC決済サービスを開始したスマートフォン製造企業は、サムスン電子が初めてだ。サムスン電子は昨年末からオーストラリア・ロシア・中国などで、NFC決済サービスを提供してきた。サムスン電子は今回の協力により、中国決済市場で競合他社よりも一歩先を行くものと期待している。

    最近脚光を浴びているモバイル決済市場は、世界的なIT企業を中心に競争が激しくなっている状況だ。スマートフォンメーカーのアップルもiPhone 6の発表と同時に、「アップルペイ(Apple Pay)」サービスを通じたモバイル決済市場への進出を宣言した。国内でもカカオが「カカオペイ」を発表するなど、モバイル決済市場は新しいブルーオーシャンとして注目されている。非接触近距離無線通信技術のNFCを利用する場合は、オフライン店舗で財布を開くことなく、スマートフォンで代金を支払える。NFC決済サービスをサポートする銀聯専用端末は360万台程度になる。サムスン電子は今後、銀聯と国内カード会社との提携により、韓国を訪問する中国観光客もモバイル決済サービスを利用できるように推進する計画だ。

    去る2月、メンバーシップカードやクーポンなどをまとめて管理できる「サムスンウォレット(Samsung Wallet)」サービスを中国で発売したサムスン電子は、今回のNFC決済サービスを通じて、中国のモバイル決済市場をさらに広げる計画だ。サムスン電子の関係者は、「中国最大のカード会社である銀聯と協力して、中国のモバイル決済市場で市場をリードする企業になるだろうと期待している」とし、「銀聯を通じて、より多様で便利なサービスを提供する予定」だと明らかにした。
  • 毎日経済_チュ・ドンフン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-10-02 17:26:23