記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
数字経済 > 経済

世界経済に戦雲…コスピ、場中で2700崩壊

ゆれる韓国金融市場 

  • 緊縮政策の加速化とロシア・ウクライナ発の地政学的リスクで、国内証券市場は薄氷の上を歩いている。先週の米国1月消費者物価指数(CPI)の発表と戦争勃発の懸念に米国証券市場が急落するやいなや、投資心理は凍りついた姿だ。去る13日(現地時間)、ホワイトハウスのジェイク・サリバン国家安全保障問題担当大統領補佐官は「ロシアのウクライナ侵攻はミサイルと爆弾の洗礼で始まり、その後に地上軍が国境を越えて猛攻撃するだろう」と警告した。

    14日の韓国取引所(KRX)によると、有価証券市場(コスピ/KOSPI)は1.57%下落した2704.48で締め切った。この日のコスピは2688.24まで下落して、2700線が崩壊した。技術・成長株中心のコスダックも2.81%下落した852.79で取引きを終えた。

    コスピとコスダックは2取引き日連続で、前取引き日の終値よりも始値が低く形成されて無気力な姿を見せている。先週、米ナスダック指数がインフレ懸念による緊縮の加速化と戦争勃発リスクで3%近く急落するやいなや、国内証券市場が流れ弾に当たったわけだ。この日の場の序盤から指数を引き下げたのは個人投資家だった。コスピで個人投資家らは1888億ウォンを売り越した。外国人と機関投資家はそれぞれ705億ウォンと954億ウォンを買い越した。

    時価総額上位銘柄の大部分が下落傾向だった。時価総額1位のサムスン電子は1.6%下落した。安価な買収勢の流入でコスピは2700線をようやく守ったが、当分のあいだは変動性の場が続くと見られる。ロシアとウクライナ間の葛藤が米国と英国など西側の介入で戦争リスクまで拡大し、恐怖心理が拡大しているためだ。

    インフレの懸念が相変わらずで、今年は米国連邦準備制度(FED)が7~9回の金利引き上げに乗り出すという展望も出ている。まもなくの16日(現地時間)には連邦公開市場委員会(FOMC)の1月議事録の公開まで予定されており、緊張感が高まっている。

    • 原油価格の推移


    ロシアのウクライナ侵攻の懸念で、国際原油価格も100ドル線を脅かされている。侵攻を強行する場合、米国の高強度の制裁で、主要産油国であるロシアの原油輸出が支障をきたす可能性があるという観測が提起され、原油価格は上昇圧力を受けているからだ。

    去る11日(現地時間)の時点でのニューヨーク商業取引所(NYMEX)の3月引き渡し分の西部テキサス産原油(WTI)は、バレル当たり3.6%増の93.10ドルで取引きを終えた。これは2014年9月末以降の、約7年半ぶりの最高値だ。この日、ロンドンICE先物取引所の4月ものブレント油も前日比4%上がった95.045ドルを記録した。
  • 毎日経済 | チェ・ヒョンジェ記者/チャ・チャンヒ記者 | 入力 2022-02-14 21:21:45