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「1コノミー」でMZ世代を捕らえる韓国家電業界
小型家電に注力
- 今年上半期の主要家電企業がかかげたキーワードは、1人MZ世代を狙った「1コノミー（1人＋エコノミー）」だ。コロナ19などで在宅勤務や「チプコク族」が増え、より小さくて軽い家電が消費者に注目されている。これまではシャオミのような中国系家電メーカーの製品が主流を成しているが、最近では国内主要家電企業も続々と一人用家電市場に進出している。昨年は低価格型の「カソンビ製品（コスパの良い製品）」に主に焦点が当てたならば、今年は高品質で消費者体験を最大化する製品を次々と出している。
18日、ウィニアディムチェ（WINIADIMCHAE）は急速に増える1人世帯市場を狙って、3キログラムの小さなサイズの乾燥機「ウィニアニューミニ乾燥機」の販売を開始した。ウィニアディムチェによると、新製品は小型で狭い空間でも効率的に使用できることが特徴だ。別途に排気ホースを設置することなく、電気コンセントの接続のみで多目的室やベランダあるいはリビングなどでの使用が可能だ。
超小型家電だが、各種の高級機能を備えた。布の特性を考慮した乾燥コースと乾燥フィットオプションを選ぶことができる。乾燥コースは標準乾燥と少量や繊細など、計5種類もある。乾燥のオプションも標準・殺菌・送風、30分・60分などで構成されている。また殺菌用紫外線（UV）発光ダイオード（LED）ランプが内蔵された。外部活動で服の中に付いている微細粉塵やダニなどの有害物質を99.9％除去する。
ウィニアは乾燥機の使用に慣れていないMZ世代のために、最大限に利便性を高めた。乾燥機の内部温度が60度を超えないように調整しつつ、布の損傷を減らしながら効果的な乾燥が可能だ。またフィルター内に付いている汚れを水で簡単に洗い流せるようにデザインし、腐食の心配のないステンレス製の乾燥筒を採用したことで管理が容易だ。
乾燥機だけでなく、空気清浄機も1コノミを狙った製品が出ている。 LG電子が最近披露したエアロタワーは直径が26.5センチほどなので、ワンルームに設置してもスペースを大きく占めないことが特徴だ。従来製品よりもクリーン面積を18.4平方メートル水準に減らす代わりに、10kキログラム未満の重量で携帯性を高めた。LG電子H&A事業本部のチェ・ユンヒ責任は、「これまでの空気清浄機が家庭内の固定位置で機能していたことと差別化される商品」だとしながら、「容易に移動可能にしたことで、家の中のどこでも自分の周囲の空気を集中管理してくれる」と説明した。
LG電子はこれに加えて、空気清浄機に初で暖房機能も搭載した。温風機能を選択するとエアロタワーが暖かい風を出し、その空間を素早く暖める。 LG電子が19平方メートルの実験室で自社試験した結果、20度の室内温度を9分で約5度高めた。
「1コノミ熱風」はディスプレイ家電でも熱い話題だ。2大企業のサムスン電子とLG電子は、それぞれMZ世代に特化した新概念のスクリーンを最近発売した。 LG電子の「スタンバイミー（LG StanbyMe）」は車輪を利用して移動が容易であり、ネットフリックスやティービングのようなコンテンツをどこでも見ることができる移動式スクリーンだ。複数の流通チャンネルで完売行進が続くやいなや、LG電子は生産ラインを拡大して月生産量を発売初期よりも3倍近く増やした。
これに対抗して、サムスン電子は最初に片手で持ち歩くことができるビームプロジェクター「ザ・フリースタイル」を作った。 180度まで自由自在に回転し、壁や天井や床などの多様な空間で望む角度で照らして使用することができる。最大で100インチ級の画面を実現でき、重量も830グラムと軽くて持ち運びに良い。自動的にフォーカスから水平まですべて合わせてくれるオートレベリング・フォーカス機能などを搭載し、利便性を追求するMZ世代の心を攻略している。
サムスン電子のソン・イルギョン副社長は「ザ・フリースタイルは最近、北米や韓国などの主要国で行われた予約販売で相次いで完売を記録するなど、世界中の消費者から高い関心を受けている」とし、「メタバースプラットフォームだけでなく、多様な顧客特性に合う体験機会を設け、市場を成長させていくつもり」だと語った。 - 毎日経済 | オ・チャンジョン記者 | 入力 2022-02-18 23:15:16
