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8インチウェーハの再発見…第2の全盛期はじまる


    半導体需要が増加しつつ、盛りが過ぎた「旧式」の扱いを受けていた8インチ(200mm)半導体ウェーハが尊い身となった。 8インチファウンドリ企業である韓DBハイテク(DB HITEK)社は昨年、150万枚を超えるウエハを生産して歴代最大の実績を記録した。

    22日の事業報告書によるとDBハイテクは昨年、ウェハ基準で153万6433枚の生産実績を記録した。 2020年の生産量である145万3074枚よりも5.7%増加した。ひと月の半導体生産能力は、2020年の12万9千枚から昨年は13万8千枚に増えた。 8インチウェハの価格も大きく上がり、DBハイテクの売上高は2020年の9359億ウォンから昨年は1兆2146億ウォンに増加した。

    DBハイテクの他にも韓国ではサムスン電子とSKハイニックスシステムIC、キーファウンドリ(KEY FOUNDRY)が8インチを生産している。

    サムスン電子は12インチウエハを主力にしているが、京畿道龍仁市の器興事業場で8インチ製品を量産している。サムスン電子の8インチファウンドリの生産能力は月30万枚と伝えられた。 SKハイニックスの子会社SKハイニックスシステムICは今年の上半期中に、清州の8インチファウンドリ工場の中国無錫への移転を完了する計画だ。 SKハイニックスはシステム半導体の能力を大きくするために、昨年にキーファウンドリの買収契約も締結した。キーファウンドリの買収が完了すると、SKハイニックスの8インチファウンドリの生産能力は2倍に増える。

    半導体ウエハは6インチ(150mm)から8インチ、12インチ(300mm)に進化してきた。ウエハが大きいほどより多くのチップを生産することができ、12インチウエハが登場した後は8インチ製品は肩身が狭くなった。しかしコロナ19以降に電子機器の需要が急増し、半導体供給問題が深刻化しつつ、8インチウエハの需要が大きく延びた。また多様な性能を要求するシステム半導体の需要が急増し、8インチファウンドリに対する需要が拡大している。

    特に8インチウエハは多品種少量生産に有利だ。車両用半導体であるマイクロコントローラユニット(MCU)や情報技術(IT)機器に使われる電力管理半導体(PMIC)、ディスプレイ駆動チップ(DDI)、イメージセンサなどに主に使用される。
  • 毎日経済 | チョン・ユジョン記者 | 入力 2022-03-22 20:03:16