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LG生活健康、業績不振により株価が1日で15%下落 7年ぶりの最安値

  • 実績に冷静な相場が繰り広げられている。代表的な優良株であるLG生活健康が実績不振により株価が15%下がるなど利益モメンタムが鈍化する銘柄は急落を免れずにいる。グローバル証券市場の劣勢が続き、市場が高いバリュエーション(企業価値)の代価として成長への期待ではなく「可視的な実績」を要求しているのだ。

    12日、韓国取引所によるとLG生活健康は14.8%下落した69万1000ウォンで取引を終え52週間の新安値を更新した。今年1月の業績不振を懸念し皇帝株(1株あたり100万ウォン)から下がった後、70万ウォン台も割り込んだ。昨年7月に記録した過去最高点(178万4000ウォン)からLG生活健康は61.3%下落した。

    LG生活健康の株価が急落したのは実績が期待に及ばなかったためだ。11日、LG生活健康は今年第1四半期の連結基準売上、営業利益で1兆6450億ウォン、1756億ウォンを記録したと明らかにした。それぞれ前年同期比19.2%、52.6%減少した数値だ。特に営業利益の場合、市場推定値(コンセンサス)を48%も下回った。

    今年に入ってLG生活健康の需給も暗鬱な様子だ。売買の方向性において重要な外国人、機関投資家たちは1月から今月12日までLG生活健康の株をそれぞれ6480億ウォン、750億ウォン売り越した。11日基準で取引代金対比空売り比率もまた30%まで急上昇した。

    韓国の代表化粧品株であるLG生活健康は、これに先立ち「野外マスク着用義務の解除」など政府の防疫措置緩和に株価が急反発した経緯がある。しかし、中国がゼロコロナ政策にともなう封鎖措置を続け実績に赤信号が灯った。マージン幅が高く収益源である中国と免税部門のチャンネルは前年同期比それぞれ32%、68%逆成長した。

    韓国投資証券のキム・ミョンジュ研究員は「中国内のコロナ19の再拡散にともなう防疫政策強化と、それにともなう物流難発生により中国および免税売上が大きく不振した」として「生活用品部門も営業利益が小幅減少したが原材料価格の上昇にともなう原価率上昇のため」と明らかにした。

    業績発表後、証券会社16社はLG生活健康の目標株価を大幅に下げた。最も低い目標株価を言及したところはサムスン証券で従来の115万ウォンから63万ウォンへとなんと45%下方修正した。

    LG生活健康だけでなく主要国の証券市場の劣勢が持続すると成長・優良株が一瞬にして崩れる状況が多数発生している。先立って市場に資金が多く供給された流動性相場では未来に対する期待感で実績が不振でも市場が高いバリュエーションを容認してくれた。しかし、現在のように高強度の緊縮が進められる時点では、利益成長が持続する銘柄の株価だけが肯定的な流れを帯びている。実績による「玉石選び」が本格化した相場だ。

    ハナ金融投資のイ・ギョンス研究員は「市場の利益推定値鈍化により実績の希少性が浮上するだろう」とし「国内外的に実績と株価の連動性が高まると判断する」と明らかにした。

    12日、業績を発表したCJ ENMも株価が12.3%下落し52週間の新安値を更新した。第1四半期のCJ ENMの営業利益と当期純利益は前年同期比それぞれ47%、96.7%減少した。コンテンツ制作費の増加によってメディア部門の営業利益が大幅に減ったのが原因だった。ハンファ投資証券のキム・ソヘ研究員は「費用負担が高まったメディア、コマース部門の不振な利益を反映し今年の利益展望値を14%下方修正する」として「投資魅力の向上が可能な時期はメディアの利益成長傾向が可視化される時」と伝えた。

    同日、業績を発表したパールアビスも営業利益が前年同期より60.4%減少した。業績発表後、パールアビスは6.1%下落した。営業利益が36%減少したYGエンターテインメントも株価が6.8%下落した。

    最近、DLE&Cも実績発表後、翌日株価が7.1%急落した。DLE&Cの第1四半期の営業利益は前年同期より37.1%減少した。GSリテールとハンセムも不振な実績を発表した後、1日の間に株価がそれぞれ10.1%、8.7%下落した。
  • 毎日経済 | チャ・チャンヒ記者 | 入力 2022-05-12 17:47:40