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韓国銀行、史上初の金利ビッグステップ 「年末基準金利3%の可能性も」
- 韓国銀行（韓銀）金融通貨委員会が高騰する物価を抑制するため、史上初めて基準金利を0.5%ポイント引き上げる「ビッグステップ」に踏み切った。
韓国銀行の李昌鏞（イ・チャンヨン）総裁が13日、記者懇談会で基準金利引き上げの背景などを説明している。[写真共同取材団]
韓銀は13日、通貨政策方向会議で金融通貨委員6人全員一致で、現在年1.75%の基準金利を2.25%に引き上げた。既存の引き上げ・引き下げ幅の2倍となる0.5%ポイントを引き上げたのは今回が初めてだ。これで基準金利は2014年10月（2.0%）来7年9か月ぶりに2%を突破した。
韓銀金融通貨委員会の異例の基準金利引き上げは物価急騰の傾向が予想より深刻だという判断からだ。先月の消費者物価上昇率は6.0%で、通貨危機だった1998年11月（6.8%）以来、23年7か月ぶりの高水準だ。
韓銀は物価上昇傾向が第3四半期末または第4四半期初めに頂点に達すると展望した後、このシナリオどおりの状況が展開される場合、今後基準金利を0.25%ポイントずつ段階的に引き上げるという立場を明らかにした。ただ、対内外の環境変化で物価上昇の勢いが加速したり、あるいは景気鈍化が予想より大きくなる場合、政策対応の時期と幅を別に運営するという点を明示的に明らかにし、追加ビッグステップの可能性も残した。
韓銀のビッグステップにも関わらず今月末、韓米基準金利は逆転する可能性が高い。米連邦準備制度（連準・Fed）は今月26~27日（現地時間）に開かれる連邦公開市場委員会（FOMC）会議で、ビッグステップまたはジャイアントステップ（基準金利を一度に0.75%ポイント引き上げる）を断行する可能性があることを示唆した。金利逆転が発生すれば、外国人資金の離脱がさらに速くなり1ドル当たりのウォン相場はさらに下がりかねず、これは再び輸入物価の上昇につながる。 - 毎日経済 | アン・ビョンジュン記者 | 入力 2022-07-13 17:46:13
