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コンテンツの売上を初公開したネイバー カカオを抜いた

  • ネイバーがウェブトゥーン・ウェブ小説などコンテンツ事業の細部指標を公開した背景に関心が集まっている。市場ではサービス指標をこれほど詳しく公開するのは異例だという話が出ている。相次ぐコンテンツプラットフォームへの投資と統合作業を通じて規模が大きくなったネイバーが「永遠のライバル」であるカカオを相手に機先を制したと解釈されている。

    ネイバーは5日、第2四半期の業績を発表し、ウェブトゥーン事業の地域別月間利用者数、有料利用者数、1人当たりの平均決済額、総取引額など具体的な数値を細かく公開した。韓国ではネイバーが3月に買収した国内最大のウェブ小説プラットフォームであるMunpiaを吸収した結果、有料利用者の割合が26%に達し売上919億ウォン、営業利益183億ウォンを記録した。黒字構造が備わったのだ。

    世界最大の漫画市場である日本では赤字を出したが、4月に日本のeBOOK Initiative Japanが運営する電子書籍サイトebookjapanが編入された効果で月間利用者数が既存の数百万人レベルから2120万人に急増した。昨年からネイバーのイ・ヘジン創業者兼グローバル投資責任者(GIO)が社内懇談会で日本のウェブトゥーン市場1位奪還をオーダーしてきたが、その基盤を整えることになった。日本で漫画アプリ部門1位の座はカカオのウェブトゥーン・ウェブ小説の子会社カカオピッコマ(Kakao piccoma)が2020年7月から堅固に守っている。

    ネイバーは日本1位の座を手に入れるため、下半期からebookjapanを通じてウェブトゥーンコンテンツの流通を本格化させる。日本最大のポータルサイトYahoo! JAPANと連携し、サービスをさらに拡大する案も推進している。米国も218億ウォンの赤字だったが、ネイバーが昨年買収したカナダ最大のウェブ小説プラットフォームの成果が反映されれば、各種指標が大幅に改善される可能性が高い。プラットフォーム業界の関係者は「ネイバーがウェブトゥーン事業の収益化の可能性を示した」と話す。外的成長を示すコンテンツの売上もネイバーはここ数年間、カカオに押されている様子だったが、今回の第2四半期はMunpia、eBOOK Initiative Japanなどを吸収したおかげで3002億ウォンと、カカオ(2276億ウォン)を追い越した。
  • 毎日経済 | イム・ヨンシン記者 | 入力 2022-08-07 17:07:52