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米バーガーチェーン、韓国から撤退か マクドナルド・バーガーキング・KFCが売りに

  • 最近、韓国内のハンバーガーフランチャイズ「ビッグ5」から、ロッテリアを除くマクドナルド、バーガーキング、マムズタッチ(MOM'sTOUCH)、KFCの4社が全て買収・合併(M&A)市場に出されたなかで、韓国に進出した米国ファーストフードフランチャイズが相当な危機に直面していると分析されている。

    韓国在来ブランドのマムズタッチは韓国フード人気に支えられ海外事業を拡張する力量のある新しいオーナーを探しているが、残りの3社は事実上投資回収と安定的な収益実現に主目的を置いているためだ。このような違いは、これらのブランドの価値からも分かる。

    5日、外食・投資銀行(IB)業界によると、現在売却手続きを踏んでいる4社のうち売却推定価格が最も高いのは売上規模基準で業界4位のマムズタッチであることが分かった。マムズタッチは経営権を含めた売却推定価格が最大1兆ウォンに達するものと予想される。ロッテリアに次ぐ業界2位のマクドナルドの売却推定価格は5000億ウォン、マクドナルドより売上は少ないが現金創出力と見られる償却前営業利益(EBITA)などでリードしたバーガーキングは7000億ウォン、業界5位のKFCは1000億ウォンほどと知らされた。

    コロナパンデミック期間にソーシャルディスタンスにより外食業界が全般的な沈滞期を経験したのとは異なり、ハンバーガーフランチャイズは非対面「デリバリー・一人飯」トレンドにより、むしろ大幅な実績改善を成し遂げた。昨年、バーガーキングは前年比200%増の営業利益248億ウォンをおさめ、売上は18.7%増の6784億ウォンを達成した。昨年、マクドナルドは27億ウォンの営業損失を出したが、国内直営・加盟店の総売上は1兆596億ウォン(本社売上8678億ウォン)と、1988年に韓国市場に進出して以来、最大規模を記録した。

    しかし、最近M&A市場が凍りついたうえ似たような売り物が競争を繰り広げている状況であるだけに、売却条件を合わせるのは容易ではないというのが業界の見通しだ。昨年末、真っ先に売りに出されたバーガーキングは現在、新しいオーナーを見つけられないまま漂流している。
  • 毎日経済 | ソン・ギョンウン記者/チョ・ユニ記者 | 入力 2022-09-05 17:36:50