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韓国酵素メーカーのジェノフォーカス、ロッテが買収有力

    • ジェノフォーカス

    酵素の開発・製造事業を行うコスダック上場会社ジェノフォーカスの株式を巡り大企業間の買収戦が激しく展開されている。ロッテ・CJ・LG化学間の三つ巴構図が形成された中で、ロッテが買収に最も近いことが確認された。

    これらの企業は酵素事業とマイクロバイオーム(腸内微生物)の新薬開発技術力を持つジェノフォーカスを買収し、バイオ新事業進出に拍車をかけるという構想だ。

    7日、業界関係者は「今月中にロッテのジェノフォーカス買収関連公示が出るものと見られる」として「ロッテの買収作業が最終段階に達したにもかかわらずCJとLG化学が最後まで買収成功のために努力中」と伝えた。

    ジェノフォーカスの時価総額は1620億ウォン台(7日基準)だ。経営陣の株式価値は約500億ウォンで、キム・ウィジュン代表の持株比率は約10%に達する。筆頭株主は創業者のパン・ジェグ最高技術責任者(CTO)で24%の株式を保有している。

    これら3社がジェノフォーカスの買収競争を繰り広げたのは、ジェノフォーカスの酵素事業競争力がそれだけ優れているからだ。ジェノフォーカス買収で複数の酵素を活用した健康機能食品事業が可能なうえ食品事業ポートフォリオを大きく拡張することもできる。特に場内微生物を意味するマイクロバイオーム市場が急速に拡張する中で、ジェノフォーカスのマイクロバイオーム技術力を確保する場合、未来事業を先取りすることになる。

    ジェノフォーカスは2000年、政府出資の研究機関である韓国生命工学研究院からスピンオフ(spin-off)し、2014年、技術特例上場でコスダック市場入りした。昨年の売上の半分ほどにあたる43%を機能性化粧品とバイオヘルスケア素材(N-acetyl phytosphingosine)事業の売上が占めている。大田(テジョン)にある自主生産工場では年間2万6400キログラム規模の乳糖分解酵素ラクターゼ生産が可能であり、関連売上だけで16%に達する。過酸化水素を分解するカタラーゼ酵素と関連した売上の割合も12%程度になる。
  • 毎日経済 | キム・シギュン記者 | 入力 2022-09-07 17:11:00