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10大グループの年末人事、業績不振業種が多く大々的な人事刷新を予告

役員の入れ替え幅大きくなる 

    金升淵(キム・スンヨン)会長の経営復帰を目前にしたハンファグループは、グループ内のコントロールタワーに該当する経営企画室長(社長)として、クム・チュンス前ハンファチャイナ社長(61)を10日に任命した。クム前ハンファチャイナ社長は2007年から4年間、ハンファグループ経営企画室長を務めており、世界的な金融危機の克服に寄与したという評価を得た人物で、太陽光・石油化学・レジャーなどの主力事業分野の再編と、人事刷新という特命を受けて再抜擢されたものと見られる。

    この日、チェ・グムアム前経営企画室長は麗川NCCの代表取締役に、会長秘書室長だったキム・チュンボム副社長は、ハンファイーグルスの代表としてそれぞれ任命された。サムスングループが今年の年末人事で、社長団などの高位職の役員数を減らすことに糸口をつかんだ中で、残りの大企業の人事の行方も、徐々に具体的な輪郭が明らかになっている。主要グループは「安定の中の変化」に焦点を当てた中で、今年は電子・自動車・造船・化学などの主要業種の実績が振るわなかっただけに、人的刷新の次元での入れ替え人事の幅がどの程度増えるかに焦点が合わせられている。随時に人事を断行してきた現代自動車グループは、12月末に予定された今年の年末人事も例年と同様に、副社長以下の役員人事だけ行われる可能性が大きい。

    現代自の関係者は、「最近は実績が振るわないだけに、例年のような大規模な昇進人事は難しい見通し」だとし、「副会長もこれまでの9人から7人に減ったが、とうぶんこのまま維持されるだろう」と雰囲気を伝えた。

    先立って現代自グループは今年、現代車の崔漢英(チェ・ハニョン)と薛栄興(ソル・ヨンフン)副会長、現代製鉄の朴承夏(パク・スンハ)副会長が退いた中で、鄭義宣(チョン・ウィソン)副会長体制を強化するための、世代交代人事がどれほど進むのかに関心が集中している。愼晟宰(シン・ソンヂェ)現代ハイスコ代表が去る9月に辞任したことにともない、新しい代表取締役に選任されたイ・サングク専務が今回の人事で副社長に昇進するものと見られる。

    SKグループは去る10月末、SKグループCEO会議で「戦略的革新」がキーワードとして登場した中で、グループ内外では崔泰源(チェ・テウォン)会長の経営空白を最小化するために、SKハイニックスを除いて業績不振に直面した主力系列社を対象に、果敢な人的刷新が行われるという展望が出ている。

    LGグループは例年と同様に、11月の最後の週に人事が予想される中で、電子関連の主力系列社の最近の実績が好転しているだけに、CEOの大幅交替人事は行われない可能性に重きがおかれる。ロッテグループは毎年1月末~2月ころに断行していた定期人事を、今年は年末ころに前倒しする方針だ。定期人事を例年より前倒しすることは、人事刷新で低迷業績を早期に改善するためと見られる。今回の人事は、特に昇進よりはロッテショッピング・製菓・ケミカルなど系列社全体の業績不振にともない、業績不振を評価する人事になると予想される。

    石油化学と建設などの主力業種が振るわなかったGSグループも、上半期の構造調整の人事が年末にも持続するのかが注目される。GSカルテックスは役員の15%をリストラしたが、原油価格下落の影響で、第2四半期に続いて第3四半期も営業損失を記録し、追加の構造調整に重みが加わっている。

    ポスコも権五俊(クォン・オヂュン)会長システムが2年目を迎える来年を控え、経営革新のための大規模人事が予想される。クォン・オヂュン会長は、3月の株主総会に合わせて実施された定期人事を今年の年末に前倒しして、組織に緊張感を与える方針だと伝えられた。権五甲(クォン・オガプ)社長体制に再編された現代重工業も、年末定期人事の前に造船3社の役員のうち31%に相当する81人の辞表を受理するなど、大々的な人事刷新を進めた。
  • 毎日経済_キム・ヂュヨン記者/チェ・スファン記者/ホン・ヂョンソン記者/ハン・エギョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-11-10 17:30:48