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朴槿恵大統領「韓国がTPPに加入すれば、多くの利益」

◆韓・米サミット◆ 

    △写真=米国を公式訪問中の朴槿恵(パク・クネ)大統領は16日(現地時間)、バラク・オバマ米大統領とホワイトハウスで首脳会談を持つ。両首脳は北朝鮮核問題の内容を盛り込んだ共同声明を発表する予定だ。パク大統領が15日午後、ワシントンの戦略国際問題研究所で演説する姿。 [ワシントン=キム・ジェフン記者]

    米国を訪問中の朴槿恵(パク・クネ)大統領は、「欧州連合(EU)や中国など、世界の巨大経済圏と自由貿易協定(FTA)のネットワークを構築した韓国が環太平洋経済連携協定(TPP)に参加すれば、両国の企業により多くの利益をもたらすことができるだろう」と語った。

    パク大統領は韓・米首脳会談前日の15日(現地時間)、米国の商工会議所で開かれた「韓・米財界会議」に参加して、「TPPのようなメガFTAの拡散と世界貿易機関(WTO)などの多国間貿易システムの強化にも、両国が緊密な協力体系を構築する必要がある」として、このように明らかにした。

    パク大統領がTPP交渉の妥結後にこれについて言及したことは初めてで、韓国のTPP参加の意思を米国側に明確に伝えたものとみられる。パク大統領は「韓国は1882年、両国が結んだ通商条約を通じて最初に西洋に門戸を開放しており、韓国戦争以後の米国の経済援助は『漢江の奇跡』を成し遂げるために大切な基礎になった」とし、韓・米同盟間の経済協力の成果を強調した。パク大統領は米国の戦略国際問題研究所(CSIS)での演説でも、「韓国は先週発表されたTPP妥結を歓迎する。すでにTPP 10カ国とFTAを締結した韓国は、TPPでも米国の自然なパートナーだと思う」と語った。

    パク大統領は16日午前、バラク・オバマ米国大統領とホワイトハウスで首脳会談を持ち、北朝鮮の脅威とFTAの履行・拡大、気候変動などはもちろん、韓・米同盟強化の次元から新しい分野で両国間の協力分野を拡大する方案を議論する。

    特に両国は、今回の首脳会談で分野別に協力案を盛り込んだ韓・米関係の共同現況ファクトシート(joint fact sheet)を採択し、北朝鮮・北核問題については別途の共同声明(joint statement)を出す計画だ。

    青瓦台の関係者は、「共同ファクトシートの他に別途の共同声明を出すことは異例で、韓・米同盟がそれだけ北朝鮮問題を解決するために最善の努力を尽くすという意味」だと説明した。

    今回の共同声明には北朝鮮の核実験など北朝鮮の戦略的挑発に対する対応策に加えて、非核化対話の再開方案などに関する内容が含まれてる見通しだ。これと関連して、パク大統領はこの日のCSIS演説で韓・中・日、韓・米・中の2つの三者外交の枠組みを活性化し、東北アジア情勢をリードしていくことの意味を確実にした。パク大統領は、「多様な形態の三角外交は東北アジア地域での新たな試みとして、両者の関係と多国間協力の増進にも重要な貢献をするだろう」と語った。

    朴大統領は演説後、CSISの関係者との質疑応答を行い、「2週間後には3年半ほどのあいだ中断された韓・日・中首脳会議をソウルで開催する予定」だとし、「日本の安倍晋三首相との首脳会談をその機会に持つことができると考えている」と述べた。
  • 毎日経済_ワシントン=キム・ソンゴル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2015-10-16 17:15:55