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セウォル号発、消費墜落...第2四半期の成長赤信号

第1四半期の消費増加率、見る影も無く 

  • ◆「セウォル号惨事」に沈んだ消費現場◆

    セウォル号沈没事故による民間消費の「急冷」で、第2四半期の経済成長への打撃が不可避のようだ。

    今年の第1四半期、民間消費の増加が鈍化した状況で、惨事の余波が反映される第2四半期には、経済成長率も0.2~0.3パーセント内外減少するかもしれないという分析だ。

    24日、韓国銀行は第1四半期の実質国内総生産(GDP)が前年対比で3.9パーセント、直前の四半期対比で0.9パーセント成長したと明らかにした。このうち、民間消費の増加率は昨年第4四半期の0.6パーセントから、今年の第1四半期には0.3パーセントと半分になった。第1四半期の設備投資は機械類などの不振で1.3パーセント減り、5半期ぶりに減少傾向に入った。

    第1四半期の民間消費の鈍化は年末清算の還付額減少と、平年より高い気温など一時的な要因のせいだと分析されるが、セウォル号沈没事故の余波が本格的に反映される第2四半期には、消費鈍化がさらにひどくなるという展望が出ている。

    GDPにおける民間所費の割合は約55パーセントに該当する。各界では広告・マーケティングやイベント支出を取り消しており、卸売・小売販売や旅行などの消費も大幅に減るものと予想され、専門家らは第2四半期の民間消費が約0.5パーセント減少するものと予測している。これを算術的に計算してみると、GDP成長率も0.2~0.3パーセントポイント減少しうるという説明だ。

    1995年6月、三豊(サムプン)百貨店の崩壊事故以降、民間消費は大幅に鈍化した。1995年第1四半期における民間消費の増加率は、前年に比べ8.7パーセントに肉迫したが、第2四半期と第3四半期はそれぞれ8パーセントと0.7パーセントポイント落ちた。

    韓国経済研究院のオ・ヂョングン招聘研究委員は、「第1四半期の民間消費増加率が鈍化した状況で、惨事の影響で民間消費の増加率はさらに鈍化する可能性がある」とし、「事故の波紋が大きいだけに、消費心理の委縮期間が長くなるかもしれない」と語った。
  • 毎日経済_チェ・スンジン記者/イ・ヒョンジョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-04-24 17:30:33