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韓国の家計負債1025兆、1年の間に61兆「ぴょんと」

非常灯が点灯した韓国経済/深刻な家計負債 

    1000兆ウォンを越え、国家経済の足首を掴んできた家計負債が今年第1四半期に再び史上最大値を更新した。第1四半期の家計負債は1年前に比べ60兆ウォンを軽く越えた1025兆ウォンに肉迫する。

    27日、韓国銀行が発表した「2014年第1四半期の家計信用(暫定)」によると、今年第1四半期の家計信用は、昨年末に比べ3兆4000億ウォン増加した1024兆8000億ウォンと集計された。家計信用は家計貸出とカード・割賦決済など販売信用を合わせた数値で、今年第1四半期には昨年の同じ期間に比べ61兆6300億ウォン(6.4%)増えた。

    前年に比べると、家計信用の増加額は9四半期ぶりに最大値だ。前年に比べ家計信用の増加額は2011年の第4四半期に73兆ウォンを記録して以降、政府の家計負債対策により2012年の第1四半期に61兆ウォン・第2四半期に51兆4000億ウォン・第3四半期に49兆5000億ウォン・第4四半期に47兆6000ウォンへと減少する傾向をみせてきた。

    しかし、2013年の第1四半期(46兆7000億ウォン)を起点に前年に比べて家計信用の増加額は再び反騰し始めた。2013年の第2四半期に51兆1000億ウォン・第3四半期に52兆9000億ウォン・第4四半期に57兆5000億ウォンへ増え、今年の第1四半期には再度2012年第1四半期の水準に増加したということだ。現代経済研究院のイム・ヒジョン研究委員は「家計負債の増加幅が多少鈍化していた状況で、政府の不動産対策などにより資産と負債が同時に増えた」と語った。

    直前の分期である昨年末(1021兆4000億ウォン)と比較すると家計貸出増加の勢いは多少鈍化した。住宅関連の税制恵沢が終了し、季節的な閑散期などにより住宅担保貸出の増加幅が相当部分縮小されたためだと解釈される。しかし、相互金融など2金融圏の貸出増加の勢いは依然としている。相互金融とセマウル金庫をはじめとした非銀行預金取扱会社の家計貸出が3兆2000億ウォン増え、年金基金や公的金融機関を含めたその他の金融社の貸出額は1兆3000億ウォン増加した。

    韓国の家計負債の割合は、先進国の集まりである経済協力開発機構(OECD)の他の国家よりも高い水準だ。金融研究院のイ・ミョンファル先任研究委員によると、韓国家計のGDP対比レバレッジの割合は86%とOECDの平均(69%)よりはるかに高い。

    イ研究委員は27日、金融研究院が主催した「韓国のマクロレバレッジ」セミナーで、「過度なレバレッジは経済成長鈍化などの副作用を招来し、金融危機の原因として作用する」と警告した。
  • 毎日経済_チェ・スンジン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-05-27 17:33:10