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サムスン、家族企業から世界企業に
英エコノミスト誌、成果報酬制度・外国人採用など好評
- サムスンが有力経済週刊誌エコノミストで、家族経営企業からグローバル企業へ成功的に変貌した模範事例として評価された。
エコノミストは先月31日に発刊された紙面を通じて「征服する世界(A Worldto Conquer)」というタイトルの、14ページ分量のアジア企業特集を掲載し、サムスンを家族経営から成功的に世界企業に変身した事例として紹介した。
李健煕(イ・ゴニ)会長は1990年代に企業文化を国際化し、成果重視の報酬体系、外国人採用を通じて日本式モデルを超えて発展しており、今のサムスンははっきりした事業フォーカスとグローバル文化を持ち、伝統的な家族財閥ではなく通常のグローバル企業のモデルに近いと診断した。
李会長の長男である李在鎔(イ・ヂェヨン)副会長の継承を期待しながらも、李副会長はわずかな株式のみを持っており、機関投資家が1500億ドル相当の株式を保有していると指摘した。
それとともに、多くのアジア企業は家族経営の会社から成功的にグローバル企業として進化したサムスンの事例に従う必要があると強調した。続けて、拡張に力を入れていた日本企業とは異なり、サムスンは競争力をサムスン電子に集中して手堅く成長したと説明した。
サムスン電子の市場価値がサムスングループ全体の4分の3を占めており、第1四半期のサムスン電子の営業利益は、76%が携帯電話やタブレットPCから発生したと付け加えた。
エコノミストは、これからはアジアが企業革命の震源地になると予想して、すでにアジア経済は全世界の国内総生産(GDP)の28%、アジア企業の価値は全世界の株式市場の時価総額の27%に該当すると診断した。しかし、アジアは世界の工場の役割を果たしているが、日本のトヨタや韓国のサムスンを除けば、まだ企業のブランドパワーや国際化に遅れていると指摘した。
しかしながらも、今では品質を重視する中産層の成長と競争の激化、世界的な景気沈滞を迎えて、アジアの企業がより機敏かつグローバルな企業になるために変貌しており、多くの企業がサムスンとトヨタの後に続いていると説明した。 - 毎日経済_イ・ヂンミョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2014-06-01 18:16:19