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「平昌五輪マーケティング」ではCJとマクドナルドが金メダル級

  • 平昌冬季五輪が後半部に差し掛かり、食品流通業界が繰り広げたマーケティングの結果は悲喜こもごもとなった。

    平昌冬季五輪のマーケティングで金メダルを受け取るに値するのはCJグループだ。CJ第一製糖が後援したユン・ソンビン選手がスケルトン種目で金メダルを獲得しながら、ブランドやロゴの露出がなくても反射利益を得た。CJグループは系列会社を通じて合計120億ウォンを平昌冬季五輪に支援し、CJ第一製糖のグローバル韓食ブランド「ビビゴ」餃子とさつま揚げなどを選手団のメニューに入れた。

    オリンピックマーケティング効果でCJ第一製糖のビビゴの1~2月の販売は前年同期比20%以上増加した。

    CJグループの関係者は「ビビゴの餃子とさつま揚げなどを手に入れようとする外国人が増え、これらの製品のグローバル市場開拓の可能性を確認した」とし「ユン・ソンビン選手などCJが後援した選手たちが善戦したこともCJグループのイメージを高めることに貢献した」と評価した。

    食品会社が最も実力を発揮できる分野はケータリングだ。平昌冬季五輪では、新世界フード(平昌)、現代グリーンフード(江陵)、プルムウォンECMD(普光フェニックスパーク)と3つの企業がケータリング業者として参加した。事実上、収益が出ない事業だが、オリンピックケータリング業者としてのハロー効果を期待して参加したものだ。しかし開幕前からレストランの単品価格が高すぎるだとか、ボランティア用の食堂の品質が低いなどとソーシャルメディアを介して非難され、彼らの参加効果は半減した。しかし新世界フードは平昌選手村の食堂の運営について国際オリンピック委員会(IOC)から好評を得て、第1四半期の団体給食受注量が昨年の全体の半分を超えた。新世界フードの関係者は「グローバル企業だけが担当してきたオリンピックケータリングに参加してノウハウを得た」と伝えた。

    マクドナルドはオリンピック期間、江陵の選手村の選手たちのための店舗と同時に江陵オリンピックパークにハンバーガーセットの形をした店舗を運営している。ハンバーガーセットの店舗は江陵オリンピックスタジアムのランドマークとなり、これまで10万人が訪れた。また、オリンピック限定版の「平昌韓牛シグネチャバーガー」が販売開始から30分で完売し、平昌冬季オリンピック記念メニューである「ゴールデンポテトバーガー」は発売から10日余りで60万個が売れた。

    コカ・コーラは江陵と平昌にそれぞれ「コカ・コーラジャイアント自販機」と「コークキューブギャラリー」をオープンして、それぞれ10万人と2万人の訪問者が訪れた。

    このほか毎日乳業は平昌冬季五輪の公式サポーター、オットゥギはラーメンの公式サポーターとして活動した。毎日乳業はオリンピック競技が行われる間、選手と関係者に牛乳、ヨーグルト、チーズを供給して自社製品を広報する効果を得た。

    また、販売代理店のオーナーたちを招待して応援イベントを開催し、オリンピックを通じた相互協力も強めた。

    流通業界ではロッテ百貨店が代表的に平昌効果を味わった。ロッテ百貨店が平昌・江陵地域で運営したオリンピック公式ストア「スーパーストア」は単一店舗ベースで一日の売上10億ウォンを達成するなど、ホットプレイスとなった。

    スーパーストアでは平昌冬季五輪のマスコットであるスホランとバンダビのぬいぐるみとバッジ、平昌スニーカーなど、オリンピック公式ライセンス商品合計1100個を販売し、全訪問客の30%が外国人だった。
  • 毎日経済 イ・ドクジュ記者 / パク・サンギョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-02-24 05:26:30