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子育ての難しい韓国…「1.05人」低出産ショック

  • ◆ 少子化のショック ◆

    韓国は出産ショックに陥った。出生児数と出生率が大幅に減って、ともに歴代最低値を記録した。初めて出生児数が死亡者数を下回る事態さえ起こった。韓国経済の活力が急速に低下することがありうるという懸念が提起される。

    28日、統計庁によると昨年に韓国で生まれた出生児数は、前年よりも約11.9%(4万8500人)減少した35万7700人だった。関連統計の作成を開始した1970年以来の低水準だ。 2002年から維持してきた年間出生児数40万人線も崩れた。減少幅もIMF外貨危機の影響が及ぼした2001年(12.5%)以来で最も大きい。

    昨年は一年のあいだ、ひと月も欠けずに出生児数が減少した。 4月と7月には前年同月比で13%以上も減少するようすも見られた。

    また、女性一人が一生に産むと予想される平均出生児数を意味する合計出産率は1.05人にとどまった。前年よりも10.3%(0.12人)減少した。 2005年の1.08人以来、12年ぶりに最低値を更新した。経済協力開発機構(OECD)の指定した超低出生率の基準である1.3人にもはるかに及ばない。 OECD加盟国の中で最下位に属する。

    今年も出産減少は続く見通しであることから、世界の主要国の中で類例を探すことが難しい「ゼロ人」台の出生率を韓国が記録する可能性が高まった。イ・ヂヨン統計庁人口動向課長は、「昨年末を起点として減少は鈍くなっているが、少なくとも上半期まで出生児数は増加に転じないだろう」と展望した。

    出生率1.05人は政府が予想した最悪のシナリオよりも悪いレベルだ。 2006年末に統計庁が発表した将来人口推計を見ると、出産率が最も低い時期は2020~2030年の1.07人だ。わずか1年前にはいくら控えめに計算しても1.05という数字は存在しなかった。

    ついに毎月の死亡者数が出生児数より多くなった。統計作成以来で初めてのことだ。昨年12月の出生児数は2万5000人にとどまり、死亡者数は2万6900人に達した。昨年の自然増加(出生 - 死亡)は、前年よりもなんと42.6%も急減した7万2000人に過ぎなかった。これも統計作成以来の最低値だ。
  • 毎日経済_イ・ユソプ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-02-28 18:06:06