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「デザートノマド族」…異色のデザートで幸せを買う

  • ● 「ワジュショソコマウォ(来てくれてありがとう)」

    • 「ワジュショソコマウォ(来てくれてありがとう)」が販売している各種デザート。左から「マカロン」「コククランチ」「インジョルミボール」。 写真=ソン・スンソプ研修記者


    デザートの時代だ。おいしいデザートを食べて幸福感を求める人が多くなった。「ソファクヘン(ちょっとしたことだが確実な幸福)」だ。「デザートノマド族」も登場した。ソーシャルネットワークサービス(SNS)を介して、おいしいデザートをもとめてさすらう人々だ。いまや消費者は量が少なく多少高くても、異色あるいは美味ならば迷わず財布を開く。「カソンビ(価格対比の満足度)」を越え「ナシムビ(価格に神経を使わない自己満足)」という言葉まで出てきたほどだ。企業もこれらの心をつかむために、さまざまな異色のデザートを売り出している。

    • ワジュショソコマウォを訪問した27日午前11時頃。蒸し暑い天気だったが、開店20分前からすでに客は外で待機していた。 写真=ソン・スンソプ研修記者



    デザートノマド族が求めるデザートは完全にエキゾチックな食べ物や、いままで知らなかったものではない。既存のデザートから変身したものだ。ソウルに暮らす大学生のキムさん(仮名、25)は、「私たちが名前も知らないデザートは、(食べても)一回の経験で終わるようだ」とし、「むしろ継続して食べることができるデザートが良い」と語る。

    ソウル市麻浦区のあるマカロン専門店は、おなじみのデザートを変形して成功した代表事例だ。店を訪れた27日午前10時40分頃の気温はすでに30度に達していたが、10人の客が開店20分前から待機中だった。

    • ワジュショソコマウォが販売しているイチジクマカロン。既存のマカロンとは異なり、めずらしい素材が使われる。 写真=ソン・スンソプ研修記者



    この店はデザートノマド族のあいだに大きな人気を集めたのは、珍しい味のマカロンを提供するためだ。ほんらいマカロンは菓子の間にクリームを入れて食べるおやつだが、この店のマカロンにはチェリーやイチジクが入ることもある。種類も独特だ。「シアホットク味」や「きなこ味」、さらに「きな粉ヨモギ味」まである。

    この店では希望するマカロンを食べるには、週末なら少なくとも1時間前から並ぶというのがネチズンたちの説明だ。

    ● デザート研究所

    • 「デザート研究所」が販売しているケーキ「ヒマワリ」と「サボテン」。 写真=デザート研究所



    明洞にあるケーキ専門店は特異でありきれいな形で、デザートノマド族の「聖地」になった。名前が示すように、ここのケーキはすべて平凡ではない。

    ここではケーキが「鉢」に入れられる。「ひまわり」を注文するとひまわりの形のケーキが植木鉢に入って出てきて、「サボテン」を注文するとサボテンの鉢が出てくる。写真で見ると信じがたいかもしれないが、すべて食べることができるもので作られた。土も実際に見ると、食べることができるクッキーだ。

    • 研究所の外壁 写真=デザート研究所`インスラムキャプチャ



    2つのメニューはそれぞれ「モカケーキ」と「クッキーアンドクリームケーキ」で、他の店でも容易に見つけることができる味だ。しかし簡単に見ることのできない形のデザインが、2030の心を捕らえた。

    デザートノマドは価格もそれほど気にしない。ケーキひとつが9000~1万ウォンほどで、ちょっとした食事代に匹敵する価格だが財布を開くことを躊躇しない。会社員のパクさん(24)は、「カソンビと合わないのは確かだが、だからといって信じられないほど大きな金額ではないと考えている」とし、「それなりちょっとした金で幸せを買うわけだ」と述べた。

    ● 「デイリークイーン(DQ)」

    • 「デイリークイーン(DQ)」で販売中の無重力アイスクリーム「ブリザード」。実際に裏返しても、アイスクリームが流れたり落ちない。 写真=ソン・スンソプ研修記者



    昨年末、韓国に進出した米国のファーストフード店。最近、ソウル市麻浦区に第3の店を出した、この店で最も人気のあるメニューは、ファーストフードではなくデザートアイスクリームだ。いわゆる無重力アイスクリーム。逆にしてもアイスクリームがあふれない。https://mottokorea.o2cni.com/mottoKorea/bulletinList.do?bbsBasketType=R&seq=75590#SNSにもアイスクリームを裏返して撮った認証画像があふれている。

    去る5月、無重力アイスクリームを食べるために一日平均で2000人あまりが集まり、材料の需給自体に支障が生じる「品切れ大乱」が起こることあった。
  • 毎日経済デジタルニュース局_ソン・スンソプ研修記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-07-29 01:51:06