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怒涛の成長「Tコマース」…ホームショッピング超えるか

    • 急成長するTコマース市場


    今年、Tコマース(T Commerce)業者のKショッピング(K SHOPPING)は「ギガジニー推薦ショッピング」という音声決済サービスを商用化した。公認認証書や携帯電話認証番号のような、別途の認証手段は必要ない。声で性別と年齢を推定して、話す者を区別するKT認証技術を採用した。「購入してくれ」「購入手続きへ進んでくれ」というコマンドだけで、商品代金の支払いまで終える。

    一部のオンラインモールで同様のサービスを実施しようとするが、Kショッピングのように声のみの支払いまでが可能なサービスはまだない。 SKストア(SK stoa)はログインしなくても、顧客に合わせた画面を送出する「カスタム商品推薦サービス」を開始した。顧客がショッピングカートに入れた商品や番組表の放送通知などを基盤に、放送関連の商品を推薦する。顧客ごとの好みの異なるテレビ画面が表示されるわけだ。

    このように、「類似ホームショッピング」と看做されてきたTコマースが、果敢な投資と情報通信技術(ICT)に力を得て躍進している。 Tコマースはテレビを通じて商品を買う商取引(TV-commerce)を意味する。テレビで商品を見て購入・決済する、双方向データ放送だ。 Tコマースはホームショッピングにくらべて後発だが、ICTの活用では負けない。 Tコマースの性質上、顧客のデータを集めるところに有利だからだ。ホームショッピングは生放送で送出される画面だけを顧客が見ることができる一方向放送であることから購入履歴だけが蓄積される。一方、Tコマースは画面の一部に「データ領域(TVアプリ)」を追加した。この領域では、顧客がリモコンでどの商品を検索し、どのような情報をより長く見るかというよう情報を、購入履歴と統合して活用する。

    2013年に300億ウォン規模に過ぎなかったTコマース市場は、5年後の今年は3兆ウォン(取扱額基準)をにらんでいる。チャンネルは5つのTコマース専用チャンネルと、既存のホームショッピング社のチャンネル5つが加わって10チャンネルに増えた。 1995年に2社で開局したホームショッピング市場が、7年後に3社が加勢して4兆ウォン台を超えたことを勘案すれば、Tコマース市場の成長の勢いはおそろしいほどだ。

    チャンネル競争にも火がついた。ケーブル事業者ごとにゴールデンチャンネルを占めていたホームショッピングを押し出して、Tコマース企業が地上波チャンネルの近くの4~20番チャンネルを横取りする事例が増えている。新世界TVショッピング(SHINSEGAE TV SHOPPING)は先月から、スカイライフ12チャンネルで放送する。昨年末にKショッピングがスカイライフチャンネルの21番から4番に移り、5月にはオーレTV(olleh tv)でSKストアが4チャンネルに進入した。ケーブルテレビの視聴世帯にのみ送出されたTコマースが、今年からテレビ受像機でデジタル放送を見る家庭に放送が可能になったこともパイを大きくした。

    Kショッピングは今年だけで視聴者層を全国3200万世帯増やす計画だ。
  • 毎日経済_イ・ユヂン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2018-11-03 13:43:50