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韓国ウォンがさらに落ちて「ドル預金」急増

ドル預金、一週間のあいだに1億ドルアップ 


    # 米国と中国の貿易交渉決裂のニュースが伝えられた直後の10日午後、ソウル市江南区開浦洞のプライベートバンキング(PB)の窓口。ドル連携の信託商品に興味を持った加入者、生涯初めて外貨預金通帳を作るために来た客などで窓口が混雑した。銀行の関係者は「最近のウォンの急落でドル商品に対する問い合わせは普段に比べて3~4倍以上に増えた」とし、「さまざまなドル連携金融商品をお勧めしている」と述べた。

    市中銀行のドル定期預金が5月に入って、一週間のあいだに1億ドル近く急増した。ウォン安の流れが年末までに続く可能性があると判断した預金者が、ウォンではなくドル預金に殺到した影響だと分析される。

    12日の金融業界によると、KB国民・新韓・ウリ・KEBハナ・NH農協銀行など5大市中銀行のドル定期預金残高は、8日の時点で4月末よりも9300万ドル増加した129億5500万ドルと集計された。ドル定期の預金残高は為替レートが乱高下した2月と3月に減少傾向を見せ、4月に入って再び増加に転じた。特に最近の一週間で1000億ウォン以上も増えて、増加傾向はますます急になる姿だ。

    ドル定期預金は通常、対ドルでのウォンの値に対応して動く。昨年11月から安定した傾向を見せていたウォンは3月から下落し始め、4月中旬には下落幅が大きくなった。 3月にはウォンの低下で事前にドルで保有していた預金者の「ドル→ウォン」差益実現の物量が放出されて、ひと月のあいだに9億5100万ドルの預金残高が減少したと分析される。

    問題は、今後もウォン安の動きが現れるだろうという分析だ。去る10日、ドル=ウォンの値は1177ウォンで取引を終えたが、一時は1182.9ウォンで取引された。場中を基準として2年4ヶ月ぶりの最低値だ。一部ではウォンが1200ウォンの下に落ちることがありうるという見通しも出ている。

    第1四半期の成長率が-0.3%を記録したうえに、第1四半期の経常収支も6年9ヶ月ぶりの低水準に転じるなど、新興国の中では通貨価値の下落要因が多いという説明だ。

    為替レートの専門家らはウォンが短期に急落しただけに、すぐさまドル買いに出るよりも、今後1150ウォン線で上方安定したならば分割で買い入れることを助言する。ウォン急落の最大の原因とされる米・中高官による貿易交渉は決裂したが、ひと月内に再び折衷案で妥協することありうる可能性も残っているからだ。

    ある都市銀行のPBは、「預金者保護がなされているドル預金のほかに、米ドルとの為替レートに追従する上場投資信託(ETF)と、ドルの株価連係証券(ELS)などドル投資商品も大丈夫な投資対象」だとし、「ただし今すぐドル保有を勧めるにはウォンがかなりく落ちた状況であることから、もう少し推移を見守る必要がある」と述べた。
  • 毎日経済_イ・スンユン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-05-12 19:15:26