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韓・半導体業界に実績改善の期待感…床ついたDRAM価格

    • 今年のDRAM価格の推移


    DRAM取引価格が、7月以降下落傾向を止め二ヵ月で同じレベルを維持しながら、「底固め」をしている。サムスン電子とSKハイニックスの、来年実績改善に対する期待感も高まっている。

    1日、市場調査機関のDRAMエクスチェンジによると、9月のDRAM価格(DDR4 8Gb固定取引価格)は2.94ドルで、前月と同じだった。昨年末から急落を継続したDRAM価格は7月に2.94ドルまで落ちた後、二ヵ月間同じレベルを維持しているわけだ。

    7月以降は反騰に成功したNAND型フラッシュメモリの固定取引き価格は、今月も先月と同じく4ドルを記録した。半導体業界では、今年の下半期に入ってサプライヤと顧客の双方ともで、保持しているメモリの在庫がかなり排出されたことを価格安定の要因と見ている。ただしDRAMは第4四半期にも価格下落が予想されるが、その下げ幅は大きくないという見方だ。

    業界関係者は、「今年までDRAM在庫にの枯渇がすすめば、来年からサーバー市場を中心に新規投資が増え、業況が改善されるだろう」とし、「これよりも回復信号が速いNAND型は、今年の第4四半期以降にV字型に回復するだろうという見通しも出ている」と説明した。

    金融投資業界では、サムスン電子とSKハイニックスの第3四半期業績発表を控えて、この2四半期よりも反騰した実績を出すという期待が出てくる。

    DB金融投資のオ・ギュジン研究員は「第3四半期のサムスン電子半導体部門の実績は、DRAMの出荷とNAND型の価格面で期待値を上回るだろう」とし、「DRAM価格の下落にともなう需要の増加と、シーズン進入効果で出荷量が前四半期よりも17%上昇するだろう」と説明した。

    ハナ金融投資のキム・ギョンミン研究員は「来年の第1四半期までに在庫が正常化されると、第2四半期からDRAM価格が反騰するだろう」と分析した。
  • 毎日経済_チョン・ギョンウン記者/ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2019-10-01 17:30:03