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現代自、26%急減…自動車業界「海外販売の崖」


    「コロナ19ショック」が国内産業を襲い始めた。実体経済に莫大な波及力を持つ現代自動車の、先月の世界販売台数は20%急減した。全産業の輸出実績もまた減少に転じた。コロナ19ショックは今月からほぼすべての産業で加速すると予想される。

    現代自動車は1日、先月は国内7万2180台と海外販売23万6323台、世界で完成車30万8503台を販売したと明らかにした。内需は「ジェネシスGV80」などの新車効果により、前年同月比で3%増えて善く守ったと評価されるが、海外では26.2%減少し、全体の販売は20.9%減少した。先月から、コロナ19の衝撃波が北米や欧州などの主要市場を脅かしたからだ。

    起亜自動車も先月の国内販売は前年同月比で15.3%増の5万1008台を記録したが、海外での売上高は11.2%減の17万5952台にとどまった。

    韓国GMとルノーサムスンの先月の海外販売も、それぞれ20.8%と57.4%減少した。国内完成車5社(現代・起亜自動車、韓国GM、ルノーサムスン、双竜自動車)の先月の海外販売は44万6801台で、前年同期比で20.87%減少した。

    自動車業界では、3月の販売実績の減少は始まりに過ぎないと診断した。先月の中旬からコロナ19の影響が反映されたうえに、新車効果で内需が耐えてくれたからだ。韓国自動車産業協会(KAMA)によると、主な完成車・部品メーカーは「3月の売上げが20~30%減少し、4月の売上げの減少幅はさらに大きくなるだろう」と予想した。実際に今月は10日以上の休業を検討する企業もあった。

    自動車産業のほかにも主力産業の輸出が減少に転じた。産業通商資源部は3月の輸出額は469億1000万ドルで、前年同期比で0.2%減少したと発表した。業種別では半導体を含む主力20品目のうち、11品目が前年同期比で輸出額の伸び率がマイナスを記録した。

    主力品目である半導体は2.7%下落し、原油価格の下落直撃を受けた石油化学と石油製品はそれぞれ9.0%と5.9%減少した。輸入は418億7000万ドルで、前年同期比で0.3%減少した。

    3月は操業日数が前年比で1.5日増加した影響を除いて、一日平均でみると19億5400万ドルで6.4%落ちたわけだ。政府はコロナ19が世界に拡散する今月から、マイナス傾向が加速するだろうと予想した。

    ※関連記事「看板業種も例外なく「輸出の崖」…韓半導体・油化、次々とマイナス
  • 毎日経済_イ・ジョンヒョク記者/オ・チャンヂョン記者/パク・ユング記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-04-01 19:42:35