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韓電子業界、海外工場の再稼働近づく

需要回復が今後のカギ 

  • 韓国電子業界「ツートップ」のサムスン電子とLG電子は「コロナ19」の影響で稼動が中断された北米と東欧などいくつかの海外生産拠点が続々と再稼働に入り、いったんひと息つけることになった。しかし、いつでも工場は「シャットダウン」になりうるという不安感は相変わらずの状況だ。

    現在止まっている工場の再稼働の時期も確定することが難しく、「コロナ19余波」がいつまで続くのか、業界は不安感を隠すことができない状況だ。インドとブラジルなどの一部の国は来週からの稼動再開を控えているが、稼働中断期間の延長の可能性もあり、状況を鋭意注視している。

    6日の業界によると、サムスン電子とLG電子のインド、北米・ブラジルなど、主要生産拠点の生産再開予定時期が来週に集中している。

    サムスン電子は印ノイダ工場(スマートフォン)とチェンナイ工場(家電)の再稼働が来る15日に予定されており、LG電子のテレビ・家電生産基地である印ノイダ工場と印プネー工場も同じ日に稼働再開を予定している。またサムスン電子は現在、来る13日からブラジルのマナウス工場(家電)とカンピナス工場(スマートフォン)も稼動を再開することを計画しており、LG電子は米デトロイトの自動車部品工場を14日から再稼働する予定だ。

    問題は再稼働動を控えて、再び延期される状況が発生しているという点だ。

    サムスン電子とLG電子は、ロシア政府の指示に従って、この日に再開される予定だった現地工場の稼働をさらに中断した状態だ。サムスン電子は露カルーガでテレビを、LG電子はルザで家電とテレビを主に生産している。 LG電子は現地の保健政策と地域の状況などを考慮して、4月30日まで停止期間を延長すると発表した。サムスン電子はロシア政府が大統領令で休務期間をこれまでの3日から今月30日まで延長したことから、現地工場の稼動をさらに中断したが、正確な稼働再開時点はまだ決まっていない。

    業界関係者は、「政府のガイドラインに工場の稼動が停止した国は、休務が延長される可能性も排除できないし、再稼働の時点も可変」だとし、「多くの可能性をめぐって防疫態勢に万全を期す一方で、安定した量の供給のために力を注いでいる」とした。

    需要の不振は電子業界のもう一つの悩みだ。特に北米や欧州などの主要地域では、オフライン売り場が続々とドアを閉めたことで売上げ打撃が懸念される状況だ。サムスン電子は米国とカナダのオフライン売り場は3月中旬からドアを閉め、欧州内のほとんどの店舗とブラジルの店舗、メキシコの店舗も閉店した。ベストバイなど韓国の家電製品を販売している大型流通会社も、事実上は通常のオフライン販売が難しくなって販路が大きく減少したという話だ。
  • 毎日経済_チョン・ギョンウン記者/ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-04-06 20:59:46