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韓、マスク輸出額2.7倍に急増…一般マスクを中心に

  • 4月のマスク輸出量は3月の2.7倍に急増した。国内のコロナ拡散傾向の鈍化にともない、海外へのマスク輸出量が増えたためだ。

    15日、関税庁は4月のマスク輸出額は2120万ドルで、3月(812万ドル)に比べて2.7倍の水準まで急増したと発表した。輸出量も3月の348トンから4月は451トンで1.3倍に増えた。このような状況は、関税庁の輸出入貿易統計サイトでマスクに対応するHSコード(63.07.90.9000)を入力すると照会することができる。

    マスクの輸出量と輸出額が急増したのは、国内のマスク在庫が増えたためと解釈される。食品医薬品安全処によると、5月4日から10日の間に国内供給されたマスクは8106万枚に達する。 3月第4週のマスク供給量が1億1000万枚を超えた後、需給が安定するにつれて徐々に生産量と輸入量が減った影響だ。公的マスクの在庫統計によると、4日から10日までに在庫を確保している公的販売店の割合は平均86.7%に達した。

    マスクの輸出額は1月7137万ドルと2月には1億5414万ドルを記録し、歴代最高を記録した。 3月に入って政府が保健用マスクの輸出規制に乗り出し、マスクの輸出額は812万ドルまで減少した。そうこうするうちに、1ヶ月ぶりに再び輸出額が反発したものだ。

    マスクの輸出重量も1月の1767トンから2月には2159トンへと過去最高を記録した後、3月には348トンに減少したが、4月に入ってから452トンまで増加した。トン当たり輸出単価は1月の1トン当たり4万ドルから2月には7万ドルまで上がった。輸出制限が始まった3月に入って2万ドル台に落ちたが、4月に入ってから再び4万8500ドルまで上昇した。非保健用低価格マスクのみ輸出されたものではないだろうという懸念が出てくる部分だ。

    • 中国の電子商取引サイト「アリババ」で流通している「KF94マスク」[写真出処=アリババのホームページからキャプチャー]


    毎日経済新聞の取材結果、中国の電子商取引サイト「アリババ」では3月から輸出が中断されたはずのKF94マスクが1枚あたり2.25ドルで流通していた。 3月に政府が保健用マスクの輸出を禁止する前に輸出した品かもしれないが、一般マスクを詐称して輸出している可能性も否定することはできない。ある中小マスク製造業者の代表は、「保健用マスクの生産認可を取得していない業者が、生産設備だけを取り寄せてマスクを製造し中国に輸出するケースが工団のあちこちで起きている」と言う。

    関税庁の関係者は、「マスクの場合、保健用マスクではなく一般マスクが海外で人気を集め、輸出額が急増した可能性も高い」と語る。

    一方、青瓦台国民請願掲示板などでは継続してマスク価格の値下げを要求する世論が造成されている。これまで1枚あたり1000ウォン内外で購入することができたKF94マスクを、今では公的チャンネルで購入しても1枚あたり1500ウォンを出さなければならないからだ。調達庁は単価引き下げを検討するといういくつかの記事をめぐって、「(調達庁では)計画はない」という立場を明らかにした。
  • 毎日経済_ソン・ミングン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-05-15 12:10:18