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SKTとKT「ロボット社員」採用…全事業部で

  • SKテレコムとKTは全事業部に人工知能(AI)ベースの「ロボット社員」を採用することにした。財務・会計・人事管理だけでなく営業・製造・研究開発など、すべての企業活動にAIベースのロボットプロセス自動化(RPA)を導入し、リモート革命と事務革新を成し遂げるという布石だ。

    「コロナ19」の余波でアンタクト(非対面)リモート勤務が「ニューノーマル」になり、スマートなオフィスオートメーションを作るRPAが産業界全般に急速に拡散している。

    11日の通信業界によると、SKテレコムは家から10~20分の距離にある拠点オフィスに通勤できる作業方針を決めて、すべての部門にRPAを導入・適用することを最近発表した。乙支路本社ではAIロボット社員が単純な繰り返し業務を中心に処理し、従業員は場所の制限なく自由に勤務しながら、創造的な仕事に集中するようにという趣旨だ。

    韓国では英国や米国と日本などよりもRPAの導入が遅れ、急速に多様な活用事例を作って行っている。RPAを使ってみた開発者らが現場のニーズを反映してカスタム機能を追加したり、独自のロボットSWを開発したりする。サムスンSDSとLG CNS、SK(株)C&CなどのSI企業は、すでにさまざまなRPAを独自開発してグループ会社と顧客に提供している。

    SKテレコムは昨年、文書分類や検証などの一部の業務にRPAを導入した。KTは今年を「RPA元年」にすると宣言した。先月は43社の系列会社と6万1000人あまりの従業員がすべてRPAを使用できるように、RPA製作プラットフォーム「マイボット」を導入した。 KTは従業員のRPA能力を高めるために4月にRPA事務局を設置した。

    昨年、RPAを一部導入したした金融機関は、ロボット社員の採用規模を今年は1000~2000人程度と大幅に増やす方針であることが伝えられた。ロボット社員の人間の反復業務を減らしてくれれば、従来の従業員の業務効率は倍になり、通勤の負担を少なくすることができる。 RPAはリモート革命の触媒として作用することができるわけだ。

    LGユープラスも今年、新設したDX(デジタル変換)担当組織を通じてRPAを拡大する計画だ。 LGユープラスの関係者は、「今年の通信事業の中核であるネットワークの運用・管理とB2B(企業間取引)部門にRPAを導入し、今年の年間6万時間を節約する計画だ」と語った。

    コロナ19のパンデミック(世界大流行)の影響でRPA市場は大幅に拡大するものと思われる。グローバル調査機関のHfSリサーチは、世界のRPA市場規模を前年の23億4500万ドル(約2兆7900億ウォン)から2022年に43億800万ドル(約5兆1300億ウォン)と予想した。
  • 毎日経済_イム・ヨンシン記者/イ・ヨンイク記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-06-11 19:53:34