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「機内はコロナ安全地帯」…大韓航空の取り組み

    • 機内防疫姿[写真提供=大韓航空]


    大韓航空は14日、安全な空の旅をサポートするために機内防疫に努めていると明らかにした。先だって大韓航空が属しているスカイチームをはじめ、スターアライアンスやワンワールドなど、世界の3大航空アライアンスは「コロナ19」でも空の旅は安全だという内容の共同制作映像を今月初めに公開した。

    大韓航空は先月29日、ソウル市空港洞の本社格納庫で役職員が直接航空機の消毒作業を行うイベントを撮影し、大韓航空ニュースルームやYouTubeなどに上げて機内環境を安全に管理していると宣伝している。

    大韓航空は「航空機の搭乗手続きから運航を終えた航空機の消毒まで、全過程でコロナ19の拡散を防ぐために最大限の努力を傾けている」とし、「機内環境は航空機の構造特性上、ウイルスなどの汚染物質を99.99%ブロックできる濾過装置のヘパフィルターが用意されており、コロナ19でも安全な環境を備えている」と説明した。

    大韓航空が運営する全旅客機は「ヘパ(HEPA/High Efficiency Particulate Air)」フィルターを介して、加熱滅菌された清浄な空気を機内に供給する。航空機エンジンを経て機内に流入される外部の空気はエンジン圧縮機を通過し、圧縮と加熱(200℃)されて完全に滅菌される。 2~3分周期で換気されている。特に室内の空気の流れは上から下へ流れる垂直方向で、乗客の頭の上から入ってきた空気は床に設置された装置で外部に排出され、ウイルスの前後席間の拡散を防いでくれる。

    • ヘパフィルター[写真提供=大韓航空]


    スカイチームはスターアライアンスとワンワールドなど、世界の3大航空アライアンスが9日に共同制作して公開した映像でもセルフチェックインと機内安全のための防疫活動など、コロナ19に備えた安全事項が紹介された。「親愛なる旅行者に(Dear Travellers)」というタイトルの1分間のアニメーションでは、▲空港と機内で乗客と航空会社の従業員がマスクを常に着用する、▲空港からの「社会的距離の確保」の実行で安全な環境づくり、▲乗客の接触が多数発生する地面と施設の消毒を通じた衛生管理の強化、▲ヘパフィルターを介した機内の空気中の汚染物質をブロック、などの内容が盛り込まれた。

    映像ではスカイチームのクリスティン・コルヴィル最高経営責任者(CEO)が「強化された航空保健および衛生のために、航空業界の各方面で協力を成し遂げた」と述べ、スターアライアンスのジェフリー・ゴーCEOは「航空業界は史上初の危機に直面しているが、これを克服して再び世界を結び付けていく」と強調した。ワンワールドのロブ・ガーニーCEOも「航空業界全体で実施されている措置によって、お客様が安心して旅に出ることができるようになった」とした。

    大韓航空はこの他にも搭乗手続きの際、または航空機搭乗時、あるいは飛行中の食事の時間を除いては、マスクや顔面シールドを着用するようにしている。搭乗前の発熱チェックを実施し、また先月10日からゾーン・ボーディング(Zone Boarding)を実施して機内区域別に利用客が搭乗するようにして、乗客のあいだの接触可能性を最小限に抑えている。

    続いて、機内で乗客が最大限にマスクを使えるようにするために、国内線での飲み物のサービスを停止し、短距離国際線の場合は酒流のサービスを停止した。衛生のために中国と日本路線では機内食を使い捨てに簡素化し、中・短距離路線は仁川出発の際に往復の機内食を搭載して安全性を高めた。

    また運航を終えた航空機は食品医薬品安全処と米国環境保護庁(EPA)が許可した殺菌消毒剤(MD-125)で消毒する。大韓航空は法的基準である月1~2回よりも強化された基準を適用し、国内線は週1回以上の消毒を実施している。特に仁川国際空港に到着するすべての国際線航空機と仁川から米州へ出発する航空機については別途の消毒作業を行っている。
  • 毎日経済_ペ・ユンギョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-07-14 15:57:18