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済州航空「コロナ打撃」第2四半期に集中

前年同期比で売上げ62%ダウン 

  • 国内1位の格安航空会社(LCC)の済州航空の今年上半期の売上げは、「コロナ19」の余波で前年同期比で60%以上も減少した。特にほとんどの国際線が止まった第2四半期に損失が集中した。今回の事態は長期化するとみられ、今年の下半期の実績に対する懸念が高まっている。

    済州航空は5日、今年の上半期は売上げ2652億ウォンと営業損失1504億ウォンを記録したと暫定業績を発表した。売上高は昨年の上半期(7058億ウォン)と比較して62%減少した。営業利益は昨年上半期(295億ウォン)に比べて赤字転換した。今年の上半期では第2四半期の業績が大幅に下落した。第2四半期の売上高と営業損失は、それぞれ360億ウォンと847億ウォンとなった。

    コロナ19の拡散が3月以降に本格化した影響が大きかった。「孝子路線」とされる中国と日本、東南アジア地域の航空便がいっせいに中断したからだ。また、5月からは国内線の需要が回復傾向を見せているが、ほとんどの航空会社が国内線を拡大したことで競争が激化し、収益性はむしろ低下している。先だって済州航空は先月末の公示を通じて、今年第2四半期の実績について「コロナ19ワクチンと治療薬の開発による正常な営業環境の回復までに時間がかかるだろう」と明らかにした。また「済州航空の業績改善は遅れる可能性がある」と付け加えた。

    済州航空だけでなく、ジンエアーとエアプサン、ティーウェイ航空などの他のLCC各社も、第2四半期の赤字幅はさらに増える見通しだ。航空機の運航を「シャットダウン」した状況で、人件費などの固定費の支出が大きかったからだ。あるLCCの関係者は、「LCCの場合は旅客事業の割合が高く、コロナ19が一日も早く終息することを望むだけ」だとし、「今のような傾向が今年の下半期まで続くと思え、業界全般の憂慮は大きい」とした。

    一方、大韓航空とアシアナ航空などの大手航空会社(FSC)の問題は比較的良い方だ。航空貨物事業が予想外に好調を見せたうえ、無給休職などのコスト削減効果が大きかった。これにより、第2四半期の営業実績は黒字転換するとの見通しが出ている。
  • 毎日経済_ソン・グァンソプ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-08-05 17:13:26