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ポスコ、今年の粗鋼生産目標を上方修正…3530万トンに


    ポスコは世界の自動車メーカーの工場稼働再開と中国の鉄鋼需要の回復に支えられ、今年の鉄鋼生産量の目標値を再び上方修正した。ポスコは「コロナ19」の世界的な広がりの影響で、第2四半期に別途基準で初めて営業赤字を記録する困難を経験したが、第3四半期からは生産量を増やしつつ、通常の軌道に戻って来ていると見られる。

    ポスコは5日、今年の粗鋼生産目標量を3530万トンに修正したと明らかにした。去る4月、第1四半期の業績を発表した当時に明らかにした今年の生産目標量3410万トンよりも120万トン高めだ。

    ポスコは去る1月に今年の生産目標量を3670万トンと定めたが、コロナ19の拡散という予期せぬ変数で自動車・造船などの前方産業の需要が急激に減少するやいなや、4月に生産目標量を下方修正した。

    ポスコが減らした生産目標量を再び拡大することができたのは、コロナ19の拡散に足踏みした世界の自動車メーカーの工場が再稼動しはじめ、また中国では鉄鋼需要が回復傾向を見せているからと思われる。

    鉄鋼業界によると、中国の鉄鋼需要が回復傾向を見せており、中国の7月における熱延内需価格は1トン当たり567ドルを記録している。コロナ19が拡散する前の1月(トン当たり569ドル)の水準に回復したわけだ。鉄鋼業界の関係者は、「世界の鉄鋼生産と需要の半分以上を占める中国が強力な統制政策でコロナ19の早期鎮圧に成功し、鉄鋼需要が急速に回復している」と説明した。

    自動車の生産量と工場の稼働率も回復している。韓国自動車産業協会(KAMA)によると、主要な自動車生産国13カ国のブランド別の工場稼働率は、今年の7月18日現在で96.8%だった。

    米国と中国そして欧州など、主要国の工場が再稼働している。先月、世界の自動車生産量は605万8000台で、コロナ19の拡散で工場が稼働中断した4月(321万2000台)と5月(407万3000台)に比べて緩慢な回復を見せている。
  • 毎日経済_ソ・ドンチョル記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-08-05 18:22:09