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ハンファQセルズ、ESSソフトウェアに事業を拡大

米Growing Energy Labs社を電撃買収 

  • ハンファQセルズ(Hanwha Q CELLS)は米国のエネルギー管理システム企業を買収した。米国のエネルギー貯蔵装置(ESS)市場への進出に速度を出すための戦略として解釈される。

    米のエネルギー管理システム企業「ジェリー(Geli/Growing Energy Labs)」は7日(現地時間)、報道資料を通じてハンファQセルズのジェリー買収を発表した。 2010年に設立されたジェリーはESSの設計と自動化管理のためのソフトウェア(SW)の開発・ソリューションなどを提供する企業だ。米国サンフランシスコに本社を置き、豪メルボルンにもオフィスを置いている。

    ジェリーは「この10年間、全世界のメガワット級の発電所にESS関連のSWを提供してきた」とし、「ジェリーのソリューションは精巧な人工知能(AI)アルゴリズムをはじめ、豊富な経験を土台に動作する」と説明した。両社は今回の買収金額を公開しないことにした。

    ESSは最近、代表的な分散型エネルギー源である太陽光発電を活用する家庭や産業部門で価値が高まっている。ハンファQセルズはヨーロッパと豪州市場に、独自に開発した住宅用ストレージシステムを出荷した。業界ではハンファQセルズがジェリーを買収することで、より複雑な「商業および産業(C&I/Commercial and Industrial)」市場にも本格的に進出できるものと期待している。また、ハンファQセルズが持っているハードウェア(HW)とジェリーのSWを組み合わせた統合システムを発売することで、コストを下げることができると予想される。

    ハンファQセルズはこれによって初めてESSソリューション企業の買収を完了し、米国のC&Iの分散型エネルギー市場に進出することができる足場を整えた。

    ハンファQセルズのキム・ヒチョル代表取締役は、「世界の分散型エネルギー市場で、ともに競争力を強化できるようになった」とし、「ハンファQセルズとジェリーの組み合わせで、顧客にスマートエネルギーソリューションを提供することができるだろう」と期待した。

    ジェリーのダン・ロフリン最高経営責任者(CEO)も「ハンファQセルズと協力することになって嬉しい」とし、「ハンファQセルズとジェリーの組み合わせは、すべての市場と顧客に大きな価値をもたらすことができる」と答えた。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-08-07 17:47:29