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韓バッテリー業界「超緊張」…中CATLが独ベンツと提携

独ダイムラーグループがCATLと提携 

  • 中国の電気自動車用バッテリーメーカーであるCATL(寧徳時代新能源科技)社の欧州市場攻略が激しくなり、韓国のバッテリー業界が緊張している。国内バッテリーメーカーは欧州市場での積極的な投資を通じて、コロナ19の拡散にもかかわらずシェアを大きく引き上げたが、今年に入ってCATLが攻撃的な投資を続けながら現地での激しい競争が予告されている。

    独ダイムラーグループは5日(現地時間)、CATLとバッテリーのパートナーシップを強化することにしたと発表した。この日、ダイムラーグループは「CATLとバッテリーパートナーシップを強化して、ベンツ社製電気自動車の走行距離を700キロメートルにまで高めることができるバッテリーパックの供給を受けるつもり」だとし、「またCATLとのパートナーシップにはさまざまなバッテリー技術の研究が含まれており、今後は研究開発も継続することになるだろう」と述べた。ベンツは来年に発売される走行距離700キロメートルの電気自動車セダン「EQS」にCATL製バッテリーを搭載する方針だ。

    これを眺める韓国バッテリー業界は緊張するしかない。ダイムラーグループはこれまでLG化学とSKイノベーション製の電気自動車用バッテリーの供給を受けたからだ。バッテリー業界の関係者は「ダイムラーグループがCATLと結んだ契約は、今後ダイムラーグループの電気自動車用バッテリーを装着する新規車両を割り当てるときに、CATLに優先順位が与えられることが伝えられた」とし、「韓国のバッテリー業界にはかなりの痛手」だと述べた。

    CATLの欧州攻略は昨年から急速に加速している。全世界の電気自動車市場の半分を占める中国市場で、すでにシェア60%を占めているCATLは、中国政府の全幅の支援とともに、技術力も急速に引き上げて世界市場への進出を狙ってきた。韓国バッテリー業界ではすでに「CATLの技術力は国内バッテリー業界にほぼ追いついた」という言葉が出ているほどだ。

    去る6月、CATLは「16年間の使用が可能で走行距離が124万マイル(約200万キロメートル)に達するバッテリーの生産準備を終え、いつでも供給できる状況だ」と明らかにした。

    業界では9月にCATL製バッテリーを使用しているテスラ社の「バッテリーデー」で、このような内容が発表されると予想している。
  • 毎日経済_ウォン・ホソプ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-08-07 22:42:40