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サムスン電子、NVIDIAのGPUを受託生産…TSMC追撃

IBM「Power 10」も受託生産 

  • サムスン電子は米国のグラフィックスカードのメーカーであるNVIDIA社の、次世代グラフィックス処理ユニット(GPU)の受託生産を行う。サムスン電子は、クアルコム(Qualcomm)とIBMなどのグローバル半導体企業を中核顧客に確保したことに続き、NVIDIAとの協力を強化したことでファウンドリ(半導体受託生産)事業の競争力をさらに高めることができるようになった。

    2日の業界によると、NVIDIAは去る1日(現地時間)に次世代GPU「GeForce RTX 30」シリーズを発売し、新製品をサムスン電子の8ナノメートル・ファウンドリープロセスを介して生産した。サムスン電子は、これまでにもNVIDIAの製品を委託生産していたが、次世代製品にまで協業を拡大したものだ。

    NVIDIAは前世代のモデルである「GeForce RTX 20」シリーズは、台湾TSMC社の12ナノメートルプロセスによって生産きたが、次世代モデルであるGeForce RTX 30シリーズは、サムスン電子の8ナノメートルプロセスを活用することにした。 NVIDIAは8ナノメートルプロセスによって、GPU性能を前世代の製品に比べて最大2倍に向上させたと明らかにした。

    特にサムスン電子とNVIDIAは緊密な連携によって今回の新製品の性能を、サムスン電子の8ナノプロセスで生産される他の製品よりも引き上げたことが分かった。今回の新製品はモデルごとに8K画質まで対応が可能だが、NVIDIAはローンチイベントでLG電子の「LGシグネチャOLED 8Kテレビ」を利用して8K性能のデモを行い注目を集めた。

    サムスン電子は最近、IBMの次世代サーバ用中央処理装置(CPU)である「Power 10」の委託生産も担当するなど、世界の半導体企業と手を握ってファウンドリでは世界1位のTSMCを追撃している。

    市場調査会社のトレンドフォース(TrendForce)によると、今年の第3四半期におけるサムスン電子のファウンドリ市場シェアは17.4%を記録する見通しだ。1位のTSMCは53.9%のシェアを占めると思われる。
  • 毎日経済_チョン・ギョンウン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-09-02 17:59:08