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サムスン電子、業界1位のソニーを「猛追」…超小型イメージセンサーで

  • サムスン電子は業界初の0.7㎛(1㎛は100万分の1メートル)ピクセルを採用したモバイルイメージセンサーのラインナップを構築し、小型ピクセル市場の拡大と先取りに乗り出した。

    サムスン電子は昨年5月、世界初で6400万画素のイメージセンサーを開発し、わずか3ヶ月後には1億800万画素の製品を発売するなど、技術開発に速度を加えている。特に業界1位のソニーに対して超微細工程と高画素技術力で優位を占め、市場シェアの追撃にも速度がつくという予想が出ている。

    サムスン電子は15日、0.7㎛ピクセルを活用したモバイルイメージセンサー製品4種を公開した。先だって同社は昨年、業界初の0.7㎛ピクセル製品を公開したが、今回の新製品を追加で公開し、業界で唯一の0.7㎛ベースの製品ラインナップを構築することに成功した。

    新製品は1億800万画素の「アイソセルHM2」、6400万画素の「GW3」、4800万画素の「GM5」、3200万画素の「JD1」などだ。一般的にイメージセンサーのピクセルの大きさが小さくなるほど光を受け入れる面積が減り、撮影した画像の品質が低くなる。したがってピクセルサイズを減らしつつ、性能は向上させることが技術の核心だ。特に急速に普及している高画素カメラのトレンドは、超小型ピクセルイメージセンサーが必須だ。限られたスペースにより多くの画素を取り込むことができて、しかも薄型設計を同時に実現できるからだ。

    サムスン電子は0.7?ピクセルで1億800万画素製品を実現する場合、0.8㎛を利用する場合よりもイメージセンサーのサイズを最大15%削減できると明らかにした。イメージセンサーが小さくなるとカメラモジュールの高さも最大10%低くなって、スマートフォンの「カトゥクティ現象(カメラレンズが飛び出す現象)」も大きく改善されることになる。既存のサムスンギャラクシーS20、ギャラクシーノート20は0.8㎛のイメージセンサーを搭載したが、次期作からは0.7㎛製品が搭載されると見られる。

    市場調査会社のTSRによると、6400万画素以上の高画素イメージセンサーの需要は、2019年の1500万個から2023年には3億3000万個のレベルに成長する見込みだ。今年のソニーのシェアは48.2%で、サムスン電子(19.3%)を上回るものと予想される。サムスン電子は微細工程の技術力と、6400万画素以上の高付加価値製品を主力にソニーを猛追している。
  • 毎日経済_ファン・スンミン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-09-15 19:36:59