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サムスン電子、ミニLEDテレビ用制御チップ開発


    サムスン電子は最近、テレビ市場で新たなトレンドとして浮上している「ミニLEDテレビ」の性能を大幅に改善する半導体の新製品を発表した。サムスン電子は26日、発光ダイオード(LED)をさらに洗練させてより効率的に駆動・制御できるミニLEDテレビ用半導体2種を開発し、量産を開始したと明らかにした。

    ミニLEDテレビは、液晶表示装置(LCD)テレビの光源の役割を行うバックライトユニット(BLU)に使用するLEDを、より小さなサイズにして従来よりも高密度に配置したものだ。同じ面積でより多くのLEDを配列できることから、既存のLCDテレビに比べてより明るく鮮明な画質を提供する。ミニLEDテレビがこのような利点をさらに発揮するためには、LEDを必要な時点により洗練された効率で駆動・制御できるように、半導体の性能が一段階アップグレードされなければならない。

    サムスン電子はこのような問題を解決するために、これまで統合されていたLED電流駆動チップ(S6LP441)と、これを管掌するコントローラチップ(S6LDMB1)を分離した。特にコントローラチップには金属線の接続工程を省いた、最尖端のパッケージ技術を適用して消費電力を減らした。

    サムスン電子の関係者は、「電流駆動チップをLEDの近くに配置して、直接LEDを駆動させるようにすることでよりきめの細かい制御が可能になり、LEDが光を出す時間をさらに効率的に活用することができる」とし、「空間の使用率を向上させ、コントローラチップの金属線を取り除くことでテレビをさらに薄くすることができるようになった」と説明した。

    サムスン電子は、現在量産されているミニLED駆動チップ2種は、近いうちに出荷される2021年型サムスンネオQLEDテレビに適用されることを明らかにした。この製品は従来の製品に比べてLED素子のサイズを40分の1に減らし、より洗練された表現が可能になったことが特徴だ。最近、ドイツの映像・音響の専門評価誌の「ビデオ」で「歴代最高テレビ」という評価を受けた。新製品開発の主役の一人であるキム・ヒョンテ サムスン電子システムLSI事業部プロは、「ミニLEDの明るさを必要な時点で精巧に調整できるチップで悩むことになった」と、製品開発の背景を明らかにした。
  • 毎日経済 | ノ・ヒョン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-02-26 22:48:47