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いま韓国映画館業界は「親環境」に改装中!


    • ロッテシネマは最近、リサイクルが可能な特殊なポップコーン容器を導入した。売店のスタッフが客にポップコーンをわたしている。[写真提供=ロッテシネマ]


    国内の映画業界のツートップであるロッテシネマとCJ CGVは「親環境戦略」を始動する。コロナ19で高まった健康と環境に対する関心に歩調を合わせるためだ。

    ロッテシネマは劇場内の「プラスチックゼロ」に挑戦する。同社の関係者は、「グループレベルで推進する#1日1グリーン政策に参加し、環境問題を解決できる多様な活動を広げていく計画だ」と明らかにした。政府もまたプラスチックの使用規制を強化する傾向にある。規制の全面導入に先立ち、親環境(環境にやさしい)劇場作りに積極的に乗り出す姿だ。

    環境ゴミが最も多く発生する売店から始まる。ポップコーン容器から飲料用ストローまで、エコ製品を導入する。最近ではロッテアルミニウム、ロッテ中央研究所、韓国製紙と協業して特殊ポップコーン容器を開発した。環境にやさしいコーティングで製作された「グリーンシールド」包装紙が使用され、リサイクルが可能だ。国内の映画館業界でリサイクルポップコーン容器を導入するのはロッテシネマが最初だ。

    ロッテシネマが去る1月に導入した配達サービスにも、環境に配慮した包装紙が使用される。外部配達用ポップコーンの包装紙は、国際森林管理協議会(FSC)で認証を受けた製品だ。この認証は森林の生物多様性維持などの原則を守った製品にのみ与えられる。現在、全国50地点で運営されているポップコーン配達サービスは、全国的に拡大される予定だ。配達事例が増えるだけに、環境にやさしい容器の導入にも積極的に乗り出す計画だ。

    飲料用ストローも生分解性に交換することにした。政府は立法予告を通じて2022年6月からプラスチックストローの使用を禁止することにしたが、ロッテシネマは制度の導入に先立って、環境にやさしいストローを導入するわけだ。生分解性ストローはトウモロコシから抽出した成分で作る。同社の関係者は「既存のストローと使用感が同じで、顧客の拒否反応も少ないだろう」と語った。


    • CGVが廃棄スクリーンを活用して作成した「リトルバッグ」。 [写真提供= CJ CGV]


    CGVは廃棄スクリーンを商品化して注目を集めた。去る1月、社会的企業エイドランと協力し、廃棄スクリーンを素材にしたバッグ「CGV廃棄スクリーン新活用リトルバッグ」を公開した。 CGVは役に立たなくなったか捨てられるものにデザインを加え、新商品として構成する方法を「新しい活用」と名付けて方法を模索してきた。今回のリトルバッグはその最初の成果だ。

    この2年間で廃棄された計70枚のスクリーンを活用した製品だ。これまでスクリーンは単純なゴミに分類され、廃棄されてきた。 CGVは廃棄物低減のために活用方案を見出した。色はオレンジとブルーの2つで用意され、250個ずつ限定販売している。 「I am Reborn from CGV SCREEN」(CGVのスクリーンから再誕生した)というメッセージが袋の内側のラベルに刻まれている。売上げ金の一部は、パターン製作を助けた子供たちが生活している児童養育施設に寄付される予定だ。

    健康な食品の導入にも乗り出した。ロッテシネマはポップコーン用オイルを変更し、既存の製品よりも飽和脂肪を40%まで減らしたという。 3月からはゼロカロリーのコーラを導入する。ダイエットに関心が高い若い世代のための措置だ。ロッテシネマの関係者は「環境にやさしいポップコーンカップや生分解性ストローなどの単価は既存の製品よりも高いが、変化する流れに歩調を合わせて社会的責任を果たす」と語った。
  • 毎日経済 | カン・ヨンウン記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2021-03-05 21:19:28