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韓政府、カカオなどプラットフォーム企業の規制に乗り出す


    • 13日、京畿道城南市盆唐のダウムカカオ板橋オフィス社屋に出入りする社員。 [ハン・ジュヨン記者]



    ■ プラットフォーム企業を規制か

    来年3月の大統領選挙を控えて政府与党の刃はカカオやクーパンなど、国内の大規模オンラインプラットフォーム企業に向いている。

    与党の共に民主党がまず乗り出してプラットフォーム企業の市場独占と路地商圏の侵奪問題を提起するやいなや、すぐさま公正取引委員会と金融委員会をはじめとする政府までが、積極的な声を出して加勢しながら歩調を合わせ始めた。

    特に公取委は民主党がカカオを注視し始めた時点で、まさにカカオのキム・ボムス理事長(写真)に照準を合わせて公正取引法違反の疑いで調査に入った。業界では検察をはじめとする司正機関や、国税庁と金融監督院のような他の規制当局者までがプラットフォームの圧迫に加勢するかをめぐって緊張する姿だ。特に大統領選挙という政治シーズンを迎え、過剰な規制と懲罰で事件が拡散されるかに神経を尖らせている。

    ■ 事業を一部中断するプラットフォーム企業

    いったん各プラットフォーム企業は急いで実施できる措置を出している。事実、カカオは金融当局の激しい圧迫で13日に一部の事業を中断するなど、ようすを見る体制に入った。

    この日、カカオペイは保険会社と提携を結んで販売していたドライバー保険とペット保険など、一部の保険商品を暫定的に中断した。自動車保険料の比較見積もりサービスも、一時停止することにした。これらの保険商品はドライバー保険(サムスン火災)、ペット保険(サムスン火災)、運動保険(メリッツ火災)、携帯電話保険(メリッツ火災)、海外旅行保険(KB損害保険、NH農協損害保険、現代海上火災保険)などだ。

    また保険を理解しにくい消費者のために、リッチエンコ(Rich&Co)所属の専門カウンセラーを通じて提供された「保険解決士」も暫定的に終了した。カカオペイの関係者は「これらの商品は完全に中断したのではなく、当局と話し合った後に再開するかどうかを決定することになるだろう」と語った。

    ■ 危機感を募らせるIT業界

    情報技術(IT)業界では、プラットフォームの事業拡大に対する議論が企業リーダーの締めつけに続き、ますます強度が強まるかもしれないと憂慮する。路地商圏侵害のような問題が発生した場合、共存案などを通じて正すことができるが、企業全体を揺るがす方向に向かってはだめだという主張も出ている。

    匿名を要求したIT業界の関係者は、「大統領選挙を控え、多数のプラットフォームに対して党と規制機関が同時に全方位的な圧迫を加えつつ、IT業界全般に規制の嵐が吹くかもしれないという不安が広がった」とし、「規制議論だけなく、特定企業のオーナーまで調査範囲に入れるのは、事実かどうかを離れてプラットフォーム企業に対する魔女狩りと映るかもしれない」と批判した。

    特に政治とかみ合うたびにプラットフォーム企業のオーナーを圧迫することが日常化していると憂慮する。金範洙(キム・ボムス)カカオ理事会議長、李海珍(イ・ヘヂン)ネイバーグローバル投資責任(GIO)などの国内2大インターネット企業の総帥を含め、キム・ボンジン優雅な兄弟社議長などの主要プラットフォーム企業の首長らは、まい年国政監査に出席を要請される常連だ。

    韓国インターネット企業のクォン・セファ政策室長は、「毎年国政監査を控え、政府がプラットフォーム企業のオーナーを圧迫することが慣習のように繰り返されている。今年はカカオが集中ターゲットになったが、その前にネイバーに配達の民族など、毎年プラットフォーム企業のオーナーを圧迫することが繰り返される」とし、「内容はその都度異なるが、調査の方法と時期には問題がある」と指摘した。

    ■ 「変質」するプラットフォーム企業

    これまで「革新」を前面に出して影響力を大きくしてきたプラットフォーム企業が積極的な収益確保と事業拡大に乗り出し、市場独占と「カプジル(甲質)」と路地商圏の侵奪など、さまざまな問題が提起されているのは事実だ。しかし、突然の「プラットフォーム叩き」をめぐっては、政治的な意図が敷かれているのではないかという分析も一部から出ている。来年の大統領選挙でも「公正な経済」が話題になると予想されるが、タクシー業界をはじめ配達業や飲食店など、さまざまな業界が関連付けられているプラットフォーム市場の公正化問題は選挙問題として波及力は相当なものだからだ。

    民主党がプラットフォーム市場の公正化問題に力を入れるやいなや、与党陣営でも本格的な支援射撃に乗り出した。

    この日の午後、国会本会議場で開かれた非交渉団体代表演説でペ・ジンギョ正義党院内代表は「新経済民主化は、プラットフォームの独占規制から始めなければ」と明らかにした。同氏は「89.4%の圧倒的なシェアを誇るカカオタクシーは、フレキシブル料金制で料金を少しずつ上げており、配達市場はペミン(配達の民族)などの配達アプリに独占されて、自営業を相手に手数料や広告営業を行っている」とし、「プラットフォーム資本はもはやスタートアップではなく、独占的地位を持つ新財閥」だと規定した。これとともに、「米国議会がアマゾン独占規制を発議したように、わが国の国会もクーパン独占規制を準備するべき」だとし、「プラットフォーム独占規制特別委員会」の構成を提案した。
    • カカオの支配構造

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  • 毎日経済 | ユン・ウォンソプ記者/ペク・サンギョン記者/オ・デソク記者 | 入力 2021-09-14 10:27:27