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韓国の国立古宮博物館で還収文化財40点余りを展示「国璽の帰還」

    • 2014年の韓米首脳会談の際に返還された高宗(コジョン)の国璽(国の印)「皇帝之宝」。 [写真提供=国外所在文化財財団]



    宗廟(朝鮮王朝の祖先祭祀場)にあるべき王の印である「御宝」が韓国戦争の時に盗まれた。違法に搬出されたことを確認した韓国政府は米国政府と協力して探し出し、2014年の韓米首脳会談の時に返還された。この時、還収された「国璽皇帝之宝」、「国璽諭書之宝」、「国璽濬明之宝」は、その後、国の宝物に指定された。

    所蔵者が自発的に寄贈して戻ってきた事例も珍しいがある。朝鮮時代の士大夫の墓に建てられたと推定される「文人石」を所蔵していたドイツのローテンバウム世界文化芸術博物館は遺物が違法に搬出されたことを確認し、自ら決定して2019年3月に返還した。朝鮮後期の歩兵が着ていたと推定される珍しい「綿皮甲(綿と革で作った鎧)」もドイツのザンクト・オッティリエン修道院が寄贈して2018年に故国に戻ってきた。

    文化財庁国立古宮博物館と国外所在文化財財団は今月7日から9月25日まで国立古宮博物館1階の企画展示室で還収文化財40点余りを展示する「国外文化財の旅程」特別展を開く。国外所在文化財財団によると、今年1月1日基準で海外にある韓国の文化財は21万4208点で、日本、米国、ドイツ、中国など25か国に散在している。

    今回の展示では昨年日本から還収した「梅・鳥・竹が描かれた螺鈿細工の箱」と今年3月に米国から還収した「列聖御筆」と「白磁銅彩筒形瓶」が初めて公開された。
  • 毎日経済 | イ・ハンナ記者 | 入力 2022-07-06 17:09:57