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インフルエンザが流行ってるのに風邪薬不足 韓国政府、薬価引き上げで対応

  • 新型コロナウイルス感染症とインフルエンザが同時に流行するツインデミックの懸念から風邪薬の需要が増えると、韓国政府が供給の混乱を防ぐために調剤用(処方用)風邪薬の値上げを推進している。引き上げ幅は協議を通じて決定される予定だ。

    25日、製薬業界によると健康保険審査評価院は先週から製薬会社から薬価調整申請を受け付けている。製薬会社が薬価引き上げなどの調整を申請すれば、健康保険審査評価院・健康保険公団の協議を経て保健福祉部が最終決定する。福祉部の関係者は「薬価引き上げが確定したわけではない」としながらも「製薬会社が薬価調整申請をすれば妥当性を検討し関連手続きを迅速に進める方針」と話した。先立って18日、福祉部は製薬会社と食品医薬品安全処などと懇談会を開き風邪薬の増産対策など需給安定化のための薬価引き上げ方案を議論した。

    今年の上半期に全国的に解熱剤の品切れ事態を招いた「風邪薬騒動」が再燃しないよう薬価引き上げを通じて先制的に対応策を設けるものだ。薬局と製薬業界によると、風邪薬はまだ需要に対応できるが、解熱鎮痛剤であるアセトアミノフェンは需給が不安定な状況だ。
  • 毎日経済 ユ・ジュヨン記者/シン・ユギョン記者 | 入力 2022-10-25 17:54:08