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グローバルビューティブランド、韓国市場で答えを探す!

    グローバルビューティ業界は、以前から韓国市場に注目してきた。韓国は、10年を越えて持続されてきたエンターテイメント分野の韓流熱風と噛み合わさり、幅広い需要層を持っていると同時に、トレンド変化の周期が速く、他の国家より市場が敏感なほうだ。

    アジアでも日本・香港・中国とともに売上上位圏を着実に維持してきた。また、国内の人気アイテムは海外でもまれに見る「一時的品切れ」事態を引き起こすほど、高い波及力をもっている。

    このため、最近では、徹底して韓国の消費者をターゲットとしたビューティアイテム開発から、グローバルビューティブランドのアジア圏本部を担当する位置として、韓国を指名する事例まで続いている。

    これは、グローバルブランドが、韓国化粧品市場を約17兆ウォン規模になると予想される大きな市場でありながら、同時にグローバルビューティ市場で注視せずにはおけない核心マーケットとして見ていることを反証する。実際に、多くのグローバルビューティブランドが、最近の主力製品開発時に韓国のトレンドを反映しており、韓国支社の意見反映の割合が高くなっている状況だ。

    グローバルコスメティックブランドのSは、韓国支社の要請で、国内のベストセラー色相をグローバルリミテッドエディションとして再発売した。また、販売が終了したリップスティックカラーのうち、韓国顧客の再発売の問い合わせが最も多かった製品の場合、韓国支社の強力な要請で、もう一度グローバル市場で発売される。昨年人気を集めていた「江南ピンク」は、度重なる要請で再生産に突入し、韓国名の「江南ピンク(GANGNAM PINK)」そのままで全世界の売場に再度登場した。これは、グローバルブランドの製品名に韓国の名称を使用した初めての事例に該当する。

    最近発売されたKブランドのCCクリームは、韓国の要求に応じてアジア女性達の全般的なニーズを反映してリリースした製品として知られている。国内でBBクリーム需要がCCクリームに置き換えられている傾向であるため、大衆的に人気が高いと判断したのだ。

    グローバル化粧品ブランドC社の代表は、韓国で開発したホワイトニング成分に、全世界の女性が熱狂すると伝えた。この成分が入った化粧品は、発売した最初の年に北米、フランス・英国の高級化粧品スキンケア部門で、国家別売上1~3位を記録したりも。彼は「韓国は、韓流などのマーケティング的な側面からだけでなく、技術力でも先に進んだビューティ先進国」だと伝えた。

    M社は昨年、韓国人が直接開発したブラッシャーを発売したのに続き、今年は韓国支社側の提案で、韓国女性のためのオレンジコレクションを披露したりもした。それだけでなく、韓国で人気を呼ぶメイクアップ製品が、アジア全域で即刻にヒット商品になっている現象に注目し、本社でも韓国消費者の好みに持続的な関心を注いでいると知らされた。

    業界関係者は「全世界的に、韓国文化の影響力が大きくなっているが、コリアンビューティもまた、その歩みをともにしている。韓国のビューティ市場が注目されながら、韓国支社の位相もまた高くなっている」と話し、「最近、グローバルブランドで発売される製品は、韓国消費者の関心とニーズを反映した製品が多数だが、これは韓国で通じれば、グローバル市場でも競争力があるという認識が反映されたものだ」と明らかにした。
  • MKファッション_キム・ヘソン 記者/写真_シュウ・ウエムラ | 入力 2013-05-20 15:48:12