記事一覧

ニュース

数字経済

テクノロジー

コラム

ビューティー

カルチャー

エンタメ

旅行

韓国Q&A

新造語辞典

もっと! コリア (Motto! KOREA)
カルチャー > 韓国探訪

「のんびりの美学」列車に乗って春の花祭りに出掛けよう

■ 24日、日帰り求礼サンシュユ…31日は0泊2日、鎭海(チンヘ)軍港祭 

    • < 全羅南道求礼サンシュユ花道 >

    春風がそよそよと吹いてくる。鼻先に花の香りが伝わってくる。都心を離れ、つぼみが開き花が歓迎する和やかな風景に会ってみよう。花見客で賑わうため駐車する場所があるか心配だろうが、大丈夫。「のんびりの美学」、列車の旅があるからだ。列車があなたの心配と悩みを消して、導いてくれるだろう。日帰りや0泊2日など、コレイル観光開発が特別列車で構成した「花の道を走る春の列車の旅」を紹介する。

    子供と一緒に求礼郷校体験・サンシュユ風流紀行

    子供たちと一緒ならサンシュユ祭りと韓国の伝統文化を体験することができる、いきいき文化列車の旅をお勧めする。ソウルからは日帰りだ。残念ながら毎日運行される列車ではなく、今週金曜日の3月24日、1回だけ専用車両が運行される。龍山駅から午前7時45分ごろ、KTXで出発して南原駅の求礼郷校に向かう。全羅南道有形文化財第11号に指定された求礼郷校は朝鮮時代の私立教育機関で、先祖たちの生活と伝統が詰まっている。ここでは茶道、弓射など生き生きとした文化プログラムが用意されている。

    ランチには、カワニナのスープが提供される。昼食後は解説者と一緒に重要民俗文化財第8号雲鳥樓(ウンジョル)を探訪。その後、黄色いつぼみが魅力的な春の伝令使、求礼サンシュユの花祭り会場に移動して自由に春の始まりを感じた後、午後6時40分ごろ、KTXでソウルに戻ってくる旅程だ。

    桜のメッカ鎮海軍港祭・三千浦竜宮市場

    大韓民国桜1番地・昌原市鎮海軍港祭に行きたいのなら0泊2日のパルド市場観光列車に身を任せよう。3月31日(金)にたった1回運行する列車は、夕方10時ごろ清涼里駅から出発して夜のあいだ線路を走り順天駅を経て、次の日の午前6時ごろ、昌原海洋公園に到着する。鎮海沖の小さな島ウムチドに建てられた海洋公園で日の出を鑑賞した後は、鎮海駅に移動し鎮海軍港祭を自由に楽しむことができる。パルド市場観光列車は、鎮海の桜祭りと三千浦竜宮城水産市場を巡る粒ぞろいの列車の旅である。伝統市場の活性化を目的に、中小企業庁と小商工人の市場振興公団が支援しているため、お得に旅を楽しむことができる。

    もちろんハイライトは、鎭海軍港祭だ。4月1日から10日間昌原市中原ロータリーと鎮海一帯で開かれるこのイベントは、世界最大の桜祭りとしても有名である。普段、出入りが難しい海軍士官学校、海軍鎮海基地司令部や亀甲船の観覧、艦艇公開、写真展、海軍服試着、クルーズヨット乗船など、多彩な体験イベントができる。また、余佐川ロマンス橋と慶和駅線路は愛する人とのフォトスポットとして有名だ。

    ロマンチックな桜にすっかり酔いしれたら、のんびり旅行から戻る時間だ。昼12時頃出発して南海の新鮮な水産物がいっぱいの三千浦竜宮水産市場へ行けば、旅行の特典としてすべての客にオンヌリ商品券(5000ウォン)を支給する。商品券で気軽に腹を満たし、両手いっぱいにお土産の食べ物を購入して、伝統市場を楽しんだら順天駅で午後5時50分ごろ、清涼里駅に戻る列車に乗る。

    恋人と甘いサンシュユの旅

    春の開始を知らせるサンシュユの開花を迎え、18日から26日までの9日間、求礼サンシュユ花祭りが開かれる。ソウル駅から出発して当日帰ってくるE-trainは、すでに18日たった1回の運行を終えた。E-trainとは、多目的総合観光列車で、展望車、エデュルーム、多目的ルーム、スペシャルルームなどで構成されており、南原駅に移動する間に、様々な観光スポットや利便性を提供する。残念だが、E-trainは来年利用しよう。

    南原駅に到着後、専用車で求礼サンシュユ村に移動すると、本格的に祭りを楽しむ心が動き出す。

    祭りにはサンシュユの花で作ったお茶やお酒、食べ物などが味わえるだけでなく、様々な公演や体験イベント、花火なども楽しむことができる。特に、前回も人気が高かったサンシュユのハート短冊と会場の主要スポットをまわるスタンプラリー、鍵をかけて永遠の愛を誓うコーナーなどは恋人と一緒ならもっと楽しめるだろう。

    このほかにも河東双渓寺の桜や鏡浦台の桜を楽しめる旅や、大田鶏足山「ロハス・桜・ミュージックフェスティバル」など、様々な列車の旅が用意されているので、日程に合った旅行先を選ぶ楽しさもある。
  • 毎日経済_クォン・オギュン 旅行+記事 / 写真=コレイル観光開発 | (C) mk.co.kr | 入力 2017-03-20 04:01:05