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韓化粧品株が強気…中国団体客の訪韓ニュースで

  • 5000人を超える中国団体観光客の訪韓ニュースで、国内化粧品の株価が高騰中だ。今回の団体観光客は去る2017年の「高高度ミサイル防衛システム(THAAD/サード)」事態の影響が本格化した後で最大の規模だ。

    7日の韓国観光公社によると、中国瀋陽の健康食品・補助器具の製造会社「イユンタン(溢涌堂)」の従業員約5000人が12日まで、5泊6日の日程でインセンティブ観光によって訪韓する。ふつうインセンティブ観光は役職員の業績に対する報酬と動機付与のために、会社が全体または一部の費用を負担することから観光効果が高いことが知られている。

    このことによってこの日の午前9時33分現在、韓国化粧品株は前日比で8.64%(950ウォン)高の1万1950ウォンで取引されている。またエギョン産業は前日比で6.82%(2000ウォン)に上がった3万600ウォンを記録している。エギョン産業は代表製品である「AGE20's(エイジツウェニース)」と「ルナ」で中国で人気を集めている。

    他にも新世界インターナショナル(6.52%↑)、アモーレパシフィック(6.52%↑)、トニーモリー(5.39%↑)、アモーレG(5.07%↑)、LG生活健康(4.80%↑)、Able C&C(4.78%↑)、ジェイジュンコスメ(4.77%↑)、韓国化粧品製造(4.75%↑)などがいっせいに強気を見せている。売上げ単価の大きい中国団体観光客の需要が生き返ったことで、今後の業績改善にともなう期待感を反映したものと解釈される。

    先立って先月、中国の北京で開かれた韓・中首脳会談を起点に、2年あまり以上も梗塞していた韓・中関係が転換期を迎え、「限韓令(韓流制限令)」が解除される可能性が高まっている。このことから、この間足が途絶えていた中国人の団体観光が再開されて、代表的な恩恵業種である化粧品株への投資心理が傾いたわけだ。

    先月には中国の有名な化粧品製造・販売会社の上海・W化粧品からも従業員3300人あまりがインセンティブ観光で韓国を訪れたことがある。訪韓中国人観光客の数も昨年は約600万人で、前年同期比で26%増加した。
  • 毎日経済デジタルニュース局_キム・ギュリ記者 | (C) mk.co.kr | 入力 2020-01-07 09:54:07