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テロ事件のニュースを見て笑う主人公 「二十五、二十一」の演出に批判の声

    • tvN放送画面キャプチャ

    tvNドラマ『二十五、二十一』が米国で起きた同時多発テロ事件を不適切に扱ったという批判を浴びている。

    2日に韓国で放送された『二十五、二十一』15話では放送局の記者ペク・イジン(ナム・ジュヒョク)が同時多発テロ事件取材のために米国に向かう姿が描かれた。

    ペク・イジンは米国ニューヨークで発生したテロ現場を取材し、韓国人へのインタビューを試みた。恋人でありフェンシング国家代表選手のナ・ヒド(キム・テリ)はペク・イジンの姿を見るためにニュースを見ていた。

    ナ・ヒドはペク・イジンがテロ現場でニュースを報道する場面を見て「間に合った」と笑顔を見せた。また別の日にはペク・イジンの姿が登場せず彼の声だけが出るとがっかりする姿を見せた。ペク・イジンはナ・ヒドとの通話で「君に素敵に見えるように服に気を遣っているのではない」と話した。

    放送後、米国同時多発テロ事件を劇中の主人公たちのロマンスの道具として使用したことに対する批判の声が上がった。米国同時多発テロ事件は2001年9月11日、テロ集団のアルカイダが旅客機を拉致してワシントンにある国防総省の庁舎(ペンタゴン)とニューヨーク世界貿易センター(WTC)ビルに衝突させた事件で、数千人の死傷者が発生した。

    これに韓国のネットユーザーたちは「テロ事件をこのように消費すること自体が外国人に対して恥ずかしい」「他の国の惨事を恋愛ドラマの道具に使うなんて気分が悪い」「三豊百貨店やシーランド惨事のような事件のニュースでもこんな風に笑えるの?アメリカの大きなトラウマのような事故なのに、それを見ながら笑うなんて」などの反応を見せた。

    『二十五、二十一』は1998年、時代に夢を奪われた若者たちの彷徨いと成長を描いたドラマで、tvNドラマ『検索ワードを入力してください:WWW』で呼吸を合わせたクォン・ドウン作家とチョン・ヒョン監督が意気投合した作品だ。
  • ヤン・ソヨン スタートゥデイ記者 | 入力 2022-04-03 15:39:04